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株式会社文學の森
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【 句会報告(福岡) 】

平成22年5月15日
朴の花日の届かざる谷の底芦刈靖子
濡れ縁に尋ねびと佇つ梅雨の月猪野智恵子
鵜が啼けりあらぬ記憶にあやつられ大津桃子
千年の頑固な幹や若葉噴く岡本律子
ゴマサバに香る博多のあたたかさ神谷友輔
雨上がる手品のやうに虹を置き姜 琪東
メーデーの村役場より出発す國田民旗
青嵐無名戦士と呼ばれけり栗山豊秋
蛇の衣吹かれてをらぬ礎石原古賀由美子
万物に立夏のひかり染み入りぬ平尾美佐子
寝姿の小ひさき妻よ夏に入る白川砂太
おとなでも飛んでみようか春小川徳永里子
端午の日の背山に陣す秘密基地濱田武生
夕暮れの石の体温夏めきぬ山口佐和子
黄蝶来て少し溶け出す蓄音器山崎好裕
平成22年4月27日
さくらえび天下狭しと干されけり青島玄武
春海峡砂滑(砂滑=すなめり、イルカ)の群の光りつつ芦刈靖子
ねこやなぎ背中合わせに咲きにけり猪野智恵子
つちふるやモーゼの墓と同じ空大津桃子
春の夜の行李を縛る紅き紐姜 琪東
伽耶琴も壁に凭るる彌生盡國田民旗
入質のふりして出逢ふ桜かな栗山豊秋
仏壇に春を告げる土手の花平尾美佐子
ライン引き終へたる春の野球場白川砂太
補聴器は孤独の音よ春の闇築山碧水
想ひ人さくらの中で古希となる徳永里子
香焚かぬ螺鈿香台春惜しむ西山五百枝
引鶴や無事なるこその数取器濱田武生
詫び言を言えない父の桜餅山口佐和子
葉桜にあっけらかんと海のあり渡辺美津子
樟の花奥へ奥へと勅使道芦刈靖子

【 福岡会場のご案内 】

場 所  : 文學の森4階会議室
福岡市中央区大名2-6-40(下記を参照して下さい)
日 時  : 毎月第3土曜日 / 午後1時30分~
参加費 : 500円 出 句  : 10句(参加者全員で講評、削除を行います)
電 話  : 092-739-8194
【 交通アクセス 】
福岡市営地下鉄空港線をご利用の場合、赤坂駅から徒歩5分
西鉄バスをご利用の場合、「西鉄グランドホテル前」から徒歩3分