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矢島康𠮷『箏漏亭日常』

矢島康吉『箏漏亭日常』のご紹介です。

月刊「俳句界」連載、待望の単行本化

好評を博したエッセイより選りすぐった五十篇を収録。

 

本書は俳句総合誌月刊「俳句界」誌上に、二〇〇八年(平成二十年)八月号から、二〇一六年(平成二十八年)三月号迄の七年八カ月に亘って連載した、九十二篇の中から取捨選択して一本にしたものです。

書名の『箏漏亭日常』の由来は、前回の『古本茶話』のあとがきに詳しく言及しましたが、永井荷風の『断腸亭日乗』から拝借したものです。

そして私の「箏漏亭」は、「箏の音が漏れるあずまや」、つまり私の弾く箏の音が、私の住むお屋敷から漏れ来て、思わず立ち止まって聴き惚れるという意味なのです。

(「あとがき」より)

●目次●
プロローグ ―― 私の『方丈記』――
二〇〇八年
       句碑の墓場
       小林多喜二
       小林多喜二 その二
       日記ついて
二〇〇九年
       おからの話
       東京大空襲のこと
       林芙美子と阿部定
       「おくりびと」と「みとりびと」
       韃靼の蝶
       城米彦造のこと
       芸術家の値打
       俳人と文化勲章
二〇一〇年
       不幸な家庭
       『斜陽』の舞台「雄山荘」炎上
       多喜二との奇縁?
       追悼・井上ひさし
       ゲゲゲと妖怪博士井上円了
       仁智栄坊と俳句弾圧事件
       築地警察署と豊多摩刑務所
       ホームレス歌人・公田耕一考
二〇一一年
       三打数一安打
       皇后陛下のビスケット
       返ってきた帽子
       九十六歳の著書――『芧舎に学んだ人々』――
二〇一二年
       ある詩人の軌跡
       空は あんなに美しくてもよかったのだらうか
       追悼・新藤兼人
       五歳児の登山靴
       「じゃあおれはもう死んじゃうよ」
二〇一三年
       「花のいのちはみじかくて……」
       神保町古書街とセンター試験
       軽井沢逍遥
       人を育てる批評は今
       追悼・秋山駿
二〇一四年
       学歴考
       牛飼が歌をよむ時……弟子を育ててこそ
       ハイル ヒトラー
       山梨文学讃歩
       深沢七郎生誕百年展
       昔見世物 今コスプレ
       百閒夢譚
       声の記憶
二〇一五年
       去年今年
       満州日和
       犬と桃園
       青山霊園と無名戦士墓
二〇一六年
       ステーキに立飯台
       RAAと平和島
       追悼・野坂昭如
あとがき

 

出版年月 2016年10月
ISBNコード 978-4-86438-542-8
税抜価格 1800円
頁数・縦 360P 19cm

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