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伊藤白潮 句集『卍』

伊藤白潮 句集『卍』のご紹介です。

第六句集

<左右より夏霧そして卍かな>

 

第六句集で、私の七十代後半の締めくくりとなる。平成十四年三月に妻を肺癌で亡くしたので、前後の看護や追慕の作が自然と多くなった。妻の供養になればとありのままを載せることにした。

(「あとがき」より)

 

●自選十句●

<火口湖の岸なつなつとボート干す>
<沽券捨て突ついてゐたり放屁虫>
<形代の等身大を流さばや>
<ゆる結びせり甚平のかくし紐>
<雁風呂を焚かむ佛の妻のため>
<死後といふひろがりにあり逃水も>
<妻恋ふに峠ありけり八月へ>
<守拙さながらに間遠の威し銃>
<流燈を押す説得をするやうに>
<あかがりの指をちやほやして止まず>

出版年月 2006年9月
ISBNコード 4-86173-501-7
税抜価格 2667円
頁数・縦 280P 19cm

 

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