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角川春樹 一行詩集『夕鶴忌』

角川春樹 一行詩集『夕鶴忌』のご紹介です。

<夕鶴忌去りゆくものに追ひつけず>

 

私の姉である歌人の辺見じゅんが九月二十一日に脳内出血で急逝し、昨年の辺見じゅんの一周忌に際して追悼句集『夕鶴忌』の出版を決意したことが、今回の発刊となった。

経緯とすれば、前述の通りなのだが、それだけではなかった。昨年、第五回日本一行詩大賞を受賞した河野裕子氏の遺歌集『蟬声』に感動し刺激を受けたことである。だが刺激を受けた点では、それ以上に彼女の夫である永田和宏氏の河野裕子氏への追悼歌集『夏・二〇一〇』に深く感銘したことが、一番大きな動機となった。

(「あとがき」より)

 

●自選十句●

<天の川より一片の落花あり>
<夕鶴忌名のなき月の澄みにけり>
<われにいかなる終の日あらむ鰤起し>
<天の水飲みて夕鶴軀を反らす>
<綿虫のしろじろ暮るる父の座ぞ>
<白魚に水より淡き鰭のあり>
<逢ふよりも訣るる齢雲に鳥>
<いくたびも父に叛きて茎立てる>
<逝く朝も蟬のいのちを聴きゐしか>
<始まりも終はりもあらず天の川>

出版年月 2013年4月
ISBNコード 978-4-86438-167-3
税抜価格 2667円
頁数・縦 168P 19cm

 

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