
2011 年 08 月刊行書籍

【 オリジナル句集 】価 格 / 私家版
- 句 集 /
- 作務衣
- 著 者 /
- 田中忠男
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
漢字という字面を通さなくても、何回か句に接しているとひらがなの世界なのにその情景がはっきりと心に浮かんでくる。映像に頼ったりメールによって心を交歓する今日では辿り着くことのできない“やまとことば”の美しい響きがひらがな俳句にある。
田中文男

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,667円(税抜き)
- 句 集 /
- 挨拶
- 著 者 /
- 加藤静江
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
初蝶に思はず挨拶してしまふ
著者にとっては夫も父母も心から親しく「挨拶」できる人であった。心から挨拶することによって、そのまろやかな心は『挨拶』を読んだ人に春のさざなみのようにつたわり癒してくれる。
大牧 広(「序」より)

【 合同句集 】価 格 / 私家版
- 句 集 /
- 冬浪の三十年
- 著 者 /
- 冬浪俳句会
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
仏法の中有は没後四十九日までのことであるが、芭蕉の句は、生きていて現世と冥界を行き来している不思議さがあると思う。(中略) 芭蕉がここまで行き着いたのは、俳句を作るという事が人生であったという事であったからであろう。これから我々も、かるみ俳句によってきちっと人生観を表現出来るという喜びを芭蕉から学び、現代俳句を作っていきたいものだ。

【 平成俳人群像 】価 格 / 2,667円(税抜き)
- 句 集 /
- 猫柳
- 著 者 /
- 野尻苹平
- 判 型 /
- 菊判上製・カバー装
窯出しの陶が声上ぐ木の芽風
そうだ、私は苹平さんのこういう句を待っていたのだ。もう少し甘さが抑えられたら深さが生まれると、私は待っていた。そして、この句に出会った。北関東の厳しい風の中に生まれる益子焼という肌に優しく温かな焼き物。その産声を聞く確かな感性。苹平さんは、大きく成長した。
今井久美子

【 俳句界叢書 】価 格 / 2,667円(税抜き)
- 句 集 /
- 桃
- 著 者 /
- 田淵宏子
- 判 型 /
- 四六判上製・函入り
桃流れ来し川のあり桃を食む
川上から流れ来し桃から生れた「桃太郎」の昔話の世界へ誘う「桃も食む」の具象化の明確さ、おそらく書名はこの句から選ばれたものと思われるが、岡山に住む作者のわが風土を愛しむ存問の挨拶句と言えようか。
渡辺恭子(「序」より)

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,476円(税抜き)
- 句 集 /
- 寒鰤の来る夜
- 著 者 /
- 田井三重子
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
間引子が哭く寒鰤の来る夜は
本句集は、第二句集『嘘と真実(まこと)と』から十一年経過して、大きな変化が見られる。特徴をあげれば、一句の格調としての立句が生まれてきたことだ。そして、これらの立句に句品(一句の品位)が見られる点だ。生まれた作品に品位があるということは、彼女が本格俳人になる可能性があるということだ。
角川春樹

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,476円(税抜き)
- 句 集 /
- 大旦
- 著 者 /
- 延寿寺富美
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
大旦神は海より来たりけり
富美さんの作品は、殆ど眼前のものの把握である。人柄がそうであるように作品も美しい。おだやかで典雅。幸せな人の幸せな句集である。
伊藤通明(「序」より)

【 俳句ライブラリー 】価 格 / 2,095円(税抜き)
- 句 集 /
- 古賀紙白句集
- 著 者 /
- 古賀紙白
- 判 型 /
- 四六判並製・カバー装
俳諧の道なほ遠し翁の忌
昭和12年、卒業して間もなく家業の手伝いで得意先の米穀店を訪ねた。店の次の間の帳場で勘定を頂いた折、主人は小さな大福帳に何か書かれていたので尋ねると、「俳句」ということであった。少し詩や短歌にも興味があったのでいろいろ話をしたら、「近く句会があるから来てみたら」ということであった。これが私の俳句の病みつきの始まりであった。
(本書より)

【 オリジナル句集 】価 格 / 私家版
- 句 集 /
- つばなつばな
- 著 者 /
- 池園良子
- 判 型 /
- 四六判並製・カバー装
「あっ、つばなだ! つばながあった!」 母がうれしそうに小さな声をあげるのを、散歩の時、ドライブの時、よく耳にした。 つばな流しの吹く頃、 母を野の中に立たせてあげたい。 思いっきり走らせてあげたい! お母様、 私たちの母として生まれて下さって本当にありがとう!

【 ミューズ選書 】価 格 / 2,667円(税抜き)
- 句 集 /
- 風の扉
- 著 者 /
- 日下野仁美
- 判 型 /
- 四六判上製・カバー装
風の扉を押して花野の人となる
振り返れば、私は四季折々の様々な風に癒され、励まされてきました。「風の扉を押す」と言うことは、前向きに生きるということです。これからもこの気持ちを大切に自分の俳句を作って歩んで行きたいと思います。
(「あとがき」より)

【 その他 】価 格 / 1,143円(税抜き)
- エッセイ /
- 季の時空へ
- 著 者 /
- 柿本多映
- 判 型 /
- 新書判並製・カバー装
本書は平成16年から2年間、京都新聞に「季節のエッセー」として連載したものと、同人誌「白燕」その他に発表したものを併せて収録した。書くことによって季節が包含する諸々のものが私に語りかけ鼓舞し、今更ながら出会いの尊さを思ったのだった。
(「あとがき」より)

【 その他 】価 格 / 1,143円(税抜き)
- 俳句入門書 /
- ステップ・アップ
- 著 者 /
- 柿本多映
- 判 型 /
- 新書判並製・カバー装
親しみやすい名句を例に、俳句上達のポイントを伝授。 初心者から、ワンランク上を目指す人まで作句の本質をつかめる必読の俳句入門書。

【 オリジナル句集 】価 格 / 2,095円(税抜き)
- 句 集 /
- 退屈王
- 著 者 /
- 林誠司
- 判 型 /
- 四六判並製・カバー装
すぐ笑ふ子供と夏を惜しみけり
私は自然も風景も社会も現代も上手には詠えない。詠えるのは私の人生だけである。それが今の私の俳句なのだと思う。この句集は、そういう私の無気力と怠惰の日記であり、また、葛藤の軌跡でもある。
(「あとがき」より)

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