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■ 平成俳人群像
「透明」 星野光二
「透明」
星野光二

落葉踏む足裏に黄金の軋む音


素朴な力強さが魅力で、野心
も見えず、紗一先生の言う
now,momentを詠んでいる
素直さがほほえましい。 
      星野明世
       
「坑夫」佐藤ただを
「坑夫」
佐藤ただを

落葉踏む足裏に黄金の軋む音


切火受け仕事始めの坑に入る
「七曜」同人による、昭和二十三年以降の作句の集大成。二十年間に亘る鉱山生活をふり返って詠んだ句は圧巻である。    
■ 俳句界叢書
「稔田」 望月 末夫
「稔田」
望月 末夫

稔田の中に祝がるる誕生日

この句集のタイトルとなっている句。末夫さんの誕生日は九月二十日と聞く。丁度稲が黄色に色づき稔田となる頃だ。周囲の人たちばかりではなく、稔田にも祝がれている風景がまことによい。
         佐野まさる
■ ベストセラーシリーズ
「中山純子句集」中山純子
「中山純子句集」
中山純子

既刊句集『茜』『沙羅』『瑤珞』
『華鬘』『晩晴』より300句を精選
五句集は、いわば自分の生きてきた日月を垣間見ての感慨をもたせるものであった
   (「あとがき」より)



■ 
オリジナル句集
「心は生きている」伊藤郁子
「心は生きている」
伊藤郁子
…精神医療の現場から
「心の病」がこれで癒える!
俳人かつ精神科ケースワーカーが
あなたに送る心の処方箋
「日月」小笠原 杜陵

「日月」
小笠原 杜陵

杜陵俳句の佇まい
私は杜陵俳句をよく、「時代劇」と言ってきた。裃を付けた侍だけでなく、庶民の生活をも氏の俳句の佇まいの中に見ることが出来るからだ。
 今は使われることの少なくなった日本語が、そこではたしかに息吹いているのである。
             …小倉蒼蛙

「続・土」 粟飯原 孝臣

「道程」
斎藤千恵子

本句集は幾多の困難を体内で濾過して、人間が最終的に到達したいと希う、高い次元の"慈しみの心"への過程を、赤裸裸に示したレポートなのだ。
〈みちのり〉の実景そのものなのである。
            …源鬼彦
「高野」西本あきら
「高野」
西本あきら

見はるかす塔の大和や豊の秋

西本氏の作品は各地に旅した足跡の句も多く、しかも格調高く、佳品も多く、読む者の楽しみとなるであろう。句集の上梓を心より悦びたい。
          …森 澄雄

「四季に抱かれて」長綱壽山
「四季に抱かれて」
長綱壽山

これからの己の生き様を模索する節目と判断。身辺に溜っている様々な資料などの整理をはじめ夥しい日誌類や写真等の記録を取捨選択しておくべしとの結論に達し、三十年間に亘って自己流であるが書いてきた句を纏めておきたいとの思いがあり、句集を編んでもらうこととした。
            あとがきより

「喜寿」大田羅漢子
「喜寿」
大田羅漢子
  掃くほどもなき夢殿の雪を掃く

決して恵まれた生い立ち4と4は言えないが、そのことが羅漢子俳句の根太い骨格を作り上げる土台となり、また小さき物、弱き者に向ける限りなく優しい目差しとなっている。
         熊田侠邨

「和楽路旅」國本桂伸
「和楽路旅」
國本桂伸

俳句200句と俳画48枚
父が詠んだ句を私と妻が自分の好みで採点することが恒例となりました。一緒に過ごした一週間に父はこんなところに観察の目を持って眺めていたのか、と時には感心し、時にはほほえましく思ったりします。
           國本雅也

「黒葡萄」平松鉦重
「黒葡萄」
平松鉦重
  黒葡萄王朝の夜の灯を恋ひぬ
生地は、ブドウの産地であります。
ブドウには愛着があり、句集名を
「黒葡萄」としました。
    …(「あとがき」より)
「恩寵」小泉礼子
「恩寵」
小泉礼子
  受洗日の初雪けふの彌撤に賜ぶ
本句集『恩寵』は敬虔な信仰者の
所産として、篤い信仰心に貫かれ
た特色ある句集となったといって
よい。 
 …中戸川朝人(「序」より)
「病妻の四季」宮崎耕晴
「病妻の四季」
宮崎耕晴
  冬銀河幽明処変はれども
最愛の妻が亡くなって幽明界を異にしても、いつも一緒だと遠い冬の銀河を仰いで妻を偲んでいる。妻恋の一句に心うたれる。
   塩川雄三(「序にかえて」より)


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