【平成俳人叢書】
句集／曼珠沙華
著者／若林 好
判型／四六判上製/カバー装
価格／2667円（税抜き）
詠めばきつと兜太ちらつく曼珠沙華
私の八十歳代は、安穏と動乱・繁忙が綯い交ぜの十年だったと言えようか。今、第三句集上梓の機を迎えて「とにもかくにも存えて」の心境である。その間の句作を取り纏めたのが本集ということになる。
【オリジナル句集】
句集／水鉄砲
著者／新井秋芳
判型／四六判上製/カバー装
価格／2667円（税抜き）
戦知らずの水鉄砲で撃たれけり
私は令和元年七月十五日で八十八歳（米寿）になる。平成の終末に当たり、読む人の心に残る俳句はどのくらい存在するのか、選んでみようかと思ったのである。
【ミューズ選書】
句集／春暁
著者／奥名春江
判型／四六判上製/カバー装
価格／2667円（税抜き）
一舟のゆく春暁をひろげつつ
師黛執創刊の「春野」を継承するという大事があったが、四十年近い師の教えはもはや私の身体の一部ともいえる。これを次世代の方々にお伝えし、俳句の面白さ、創作の楽しさを知って戴けたらと思う。
【オリジナル句集】
句集／手を置く
著者／加藤美代子
判型／四六判並製/カバー装
価格／2200円（税抜き）
八月の埋もれし七日砂時計
これらを遺したかったために、加藤美代子さんは句集『手を置く』を纏めたかったのであろう。その意味でこの句集は、加藤美代子の人生の軌跡を示したもの、といえるだろう。
【オリジナル句集】
句集／まほらの郷
著者／宮坂 碧
判型／四六判上製/カバー装
価格／2600円（税抜き）
嬉しさの数ほど弾け檀の実
「檀の実」は寒雷俳句大会の折に地元として句友を歓迎する心情を詠み、参会者満堂共鳴の”嬉しさの数ほど”は見事という他はない。