12月, 2008 - 文學の森

  • HOME
  • 12月, 2008 - 文學の森
松風庵の俳号は御職業の庭師にふさわしく、素晴らしい名跡で来たものと思います。幾百年、幾千年と言われる大樹は聞かれますが、日本では「松」がお目出度いとされ、宗匠を引きたせておられると思います。

MORE

朱雀春秋

どうしても忘れられない作品としてこれを上げる。 田舎の妻の里でのお産であったが、 婿として土間の竈の前で湯を沸かしていたという。 この句は作品としては喜びの一つの 具体的な表現として評価できる。 豊田都峰(「序」より)

MORE

踏青賦

現在「九年母」同人会会長として「九年母」の運営に一方ならずご尽力いただいているが、堺花野会で毎月一回吟行、一回兼題席題の句会を続け、国内外と旅を重ねて句を作り続けて句集出版に至った次第。旅の句が目につくが、私の好きな平明 […]

MORE

石楠花のはな

約二十年間の旅を中心とした句を、記念集としてまとめさせて頂きました。これからも感動に巡り合える旅を夫婦二人で続けることが出来ましたら幸いに存じます。 (「あとがき」より)

MORE

出航

深海生物のすぐれた学究であるドゥーグルは、俳句を海の魚類のように愛している。 そして、いのち溢れる感性を駆使して創りつづけ、いまでは在日外国人のなかでも屈指の俳人として注目を集めている。 金子兜太

MORE

されど洪水

弑逆という言葉は春日井健の「若き手を大地につきて喘ぐとき弑逆の暗き眼は育ちたり」(『未青年』)の影響だろうか。シエイクスピアの『マクベス』に梟の登場があったかどうか失念したが、梟は梟将、梟師、梟雄など、凶悪なイメージとと […]

MORE

余燼

鈴木さんの祖父にあたる方は、会津の血をひく武家の出の方と伺っているが、その影響もあるのか、鈴木さん自身も「謹厳実直」の方で、ある意味での「頑固さ」がある方のようにも見受けられる。そんな性格的なものが背景にあるためなのだろ […]

MORE

湖底の雲

私の古里は、東京都東大和市の北側にひろがる多摩湖です。今、古里はこの湖底に眠っています。作句にゆき詰まると、いつもここにゆきます。心が落ち着いて、句がごく自然に出来るようになります。 (「あとがき」より)

MORE

独楽の芯

冷厳で重厚で、俳句でなければ表現出来ない感覚の句を目標に、少しでも昨日の俳句になにかをプラスした句をと努力しました。 (「あとがき」より)

MORE

虎の陶枕

句集名の『虎の陶枕』は、蒐集している骨董のなかでも心に残るもので、私の生年の寅年にもちなんでつけたものである。今後も、人生を前向きに受け止めて、自分に忠実な俳句づくりに邁進したいと思っている。 (「あとがき」より)

MORE