2月, 2013 - 文學の森

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青の記憶

奥州への旅が一番心に残っているが、その時の旅の作品をまとめたものの題が「青の記憶」とのこと。いわば、「青の記憶」は単なるひとつの旅の記憶ではなくなり、句集『青の記憶』となったのは、作者自身の人生の旅の記憶からである。 豊 […]

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冬の雁

雁に心を奪われてしまった作者、思う存分信州を基点として旅に出る。羨ましい限りの俳句への打ち込み方だ。雁の一挙手一投足を見逃さず書こうとしている。ここに来て本物の作者を見る思いだ。 船越淑子

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松山ミクロン

結女俳句は、自由、多彩、多角的だ。ロマンがあり、リアルでもある。なによりも新しい。革新的な松山の血が色濃く駆けめぐっている証左だ。伝統を血と肉にして誌心を未知の明日に積み重ねる。 河内静魚

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haikainokuni@

俳諧は読むものではなく、 たぶん、 するものである。 ひろ美

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天佑

有田さんは元々旅吟育ちであるから、戦後もスペイン、旅順やビルマ等へも訪れられ旅吟を残されている。日本国内の旅は全国余す所なく行かれ、成果として秀句を沢山残されている。それをこの一集を味わい読まれて、掬い取って頂かれれば幸 […]

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残月

お互いに過酷な戦争体験をもつ青少年の時代であった。生きて今日のあることに感謝せねばと思う。俳句という共通の文学を介して不思議なご縁を大切にしたい。 早川翠楓(「序」より)

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流水

われわれの日々の生活とは、言ってみれば小さな“悔い”の積み重ねであろう。 それがきれいに洗い流され、また日々新たに迎えることができるのであれば、どんなにか爽やかであろうか。 しかしそれはなかなかに叶わぬことである。せめて […]

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言霊の幸

私の宗教観の基となる「神道」の言霊の幸にあやかり、古来の言語の優雅を音曲に、舞に、俳句にと、心の拠り所を見ほとりにした生活を通じて、句集名を「言霊の幸」と題しました。句作三十四年間の善言を取り上げ神仏への感謝の表白といた […]

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風見鶏

診察室から生まれた秀句はあげればきりがない。医師で俳人は珍しくないが、毎日の仕事の中から、つぶやきのように心を打つ句を詠む俳人は珍しい。打坐即刻、ひらめけば即座に一句にする写生の精神がよく見についているのだ。写生の精神は […]

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君住む街角

表現という行為を選んだ背景や理由はさまざまだが、だからこそ、わたしという人間を媒介として、「逸」という場に立っているひとたちを、さらに、明るい光のさす広場にお迎えしたいと思った。 つまりは、このアンソロジーは、いろんな場 […]

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