5月, 2014 - 文學の森

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一位の実

「オンコ」とは、北海道の方言で「一位」のこと。 亡夫との思い出の木に寄せて綴る、生活のうた。

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菜の花明り

この句集は信行さんの生きてきた証です。でもそれだけではありません。信行さん、幸子さん夫婦の生きてきた愛情の証、家族の愛情の証でもあるのです。この句では「妻よ」と率直に喜びを分かち合う仲の良さに、うらやましくなるくらいです […]

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信濃俳句通信

九十歳で芽が出た詩人の柴田トヨさん、百歳で世間をにぎわせたきんさん・ぎんさんがいました。もしかして私たちの仲間からゴールドの芽を出される方がいるかもしれません。まだまだ夢は広がります。こうして三五〇号に参加してくださった […]

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“総句数は二〇〇句。 全て未発表句で構成されており、名づけて『弦楽四重奏曲鎮魂作品1』とした。” (あとがきより)

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桃の花

千百五十句からの選句だったが、これほどに心躍りをして選んだのも珍しい。とにかく全てと言ってよいくらいに、香江涼子さんの句が明るいのである。右の句など、柚子風呂でのふたりのあっけらかんとした会話が、笑い声が聞こえてくる。 […]

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夏百日

この決定的作品をならしめたのは、大門美智子さんの環境と、そこに生きてこられた中に生じた情念によるものであろう。種を蒔き育て収穫する、そして得た。生きている菠薐草にご自身を見ているのであろう。「根は紅し」は金輪際のご自身な […]

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石の眼

これからは。はっきりはしない自分の中で変わっていったものは何か、時間をかけて考えていきたいと思います。俳句が、やがて応えてくれるような気がします。 (「あとがき」より)

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少年

氏は剣詩舞の名手であり、それは実に凛々しい。「白虎隊」を踊ったときだと覚えているが、表情が少年のように思えたことがある。句集名を『少年』としたのも、そうしたイメージを大切にしてのことである。 今瀬剛一

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「海は荒海向こうは佐渡よ」 北原白秋の詩『砂山』は、新潟市寄居浜のもの。それに続く関屋浜から佐渡島が手の届きそうなところに、夕日に染まった島が海に浮かぶ。ざわめく日本海の荒波。作者の乾杯の歌に、バカラのガラスがきらりと。 […]

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箪笥

「紬の京子」と俳句仲間から言われている。着物好き、そして、箪笥好き。 畳のさっぱりした箪笥の部屋に坐って、この人の感性は更に豊潤。 金子兜太

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