2014/06/04 蕎麦の花 手取川扇状地であります金沢平野の蕎麦畑を観て作られた句で、この句集の題名はこの作品より付けられました。蕎麦の花の盛りの畑の光景を髣髴させる句であります。 石川多歌司 MORE
2014/06/04 倶生 句集名は、文字通り、「生を倶にする」ということです。私は妻子はもとより、多くの親戚、友人に恵まれました。とりわけ、俳句の連衆とは「倶に生きて来た」との思いがあります。 MORE
2014/06/04 多次元 今、私の目の前には、まだ耕したこともない途方もなく肥沃な土地が横たわっており、新しい風景が開けている。「時々の初心忘るべからず」の言葉が、頭に響く。 (「あとがき」より) MORE
2014/06/04 星祭 星祭と言えば誰もみな願いをこめて短冊を吊るす。しかし、一人となった作者には、願いより祈りが多いという。「祈り」とは、もちろん、亡き御主人への祈りだ。「星祭」の季語が美しく哀しい。集中、白眉の一句だと思う。 高橋悦男 MORE
2014/06/04 翌檜 この度、序文を書くにあたり、初句集であることを知り、驚いている。何と控え目なことと。ていじさんのすべて詰っている句集であり、豊かな人生が詰っている句集でもある。 加藤瑠璃子 MORE
2014/06/04 大龍勢 村越化石氏の業績を顕彰する俳句大会があり、昨年の第十回「藤枝市村越化石俳句大会」にて掲句が表彰のこと記憶に新しい。が、そろそろ覚悟の前に、同大会の一翼を担う一人として、塁を摩し、且つ活躍のことを大いに期待している。 島村 […] MORE
2014/06/04 生死海 前(さき)に生まれん者は後(のち)を導き、後(のち)に生まれん者(ひと)は前(さき)を訪(とぶら)え、連続無窮(れんぞくむぐう)にして、願わくは休止(くし)せざらしめんと欲(ほつ)す。無辺の生死海(しょうじかい)を尽(つ […] MORE