6月, 2014 - 文學の森

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蕎麦の花

手取川扇状地であります金沢平野の蕎麦畑を観て作られた句で、この句集の題名はこの作品より付けられました。蕎麦の花の盛りの畑の光景を髣髴させる句であります。 石川多歌司

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俳句有情

身辺雑話から現代俳句への思いと俳句表現について考察し、200人近い近世、近代、現代俳人たちの秀句の数々を取り上げ、鑑賞する。

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倶生

句集名は、文字通り、「生を倶にする」ということです。私は妻子はもとより、多くの親戚、友人に恵まれました。とりわけ、俳句の連衆とは「倶に生きて来た」との思いがあります。

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多次元

今、私の目の前には、まだ耕したこともない途方もなく肥沃な土地が横たわっており、新しい風景が開けている。「時々の初心忘るべからず」の言葉が、頭に響く。 (「あとがき」より)

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星祭

星祭と言えば誰もみな願いをこめて短冊を吊るす。しかし、一人となった作者には、願いより祈りが多いという。「祈り」とは、もちろん、亡き御主人への祈りだ。「星祭」の季語が美しく哀しい。集中、白眉の一句だと思う。 高橋悦男

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翌檜

この度、序文を書くにあたり、初句集であることを知り、驚いている。何と控え目なことと。ていじさんのすべて詰っている句集であり、豊かな人生が詰っている句集でもある。 加藤瑠璃子

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大龍勢

村越化石氏の業績を顕彰する俳句大会があり、昨年の第十回「藤枝市村越化石俳句大会」にて掲句が表彰のこと記憶に新しい。が、そろそろ覚悟の前に、同大会の一翼を担う一人として、塁を摩し、且つ活躍のことを大いに期待している。 島村 […]

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リスの遊び場

生きるもの同士の連帯を感じさせる作には「生きる」ということの大切さに心震えるぬくもりが感じとれてくるのである。 諸角せつ子

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生死海

前(さき)に生まれん者は後(のち)を導き、後(のち)に生まれん者(ひと)は前(さき)を訪(とぶら)え、連続無窮(れんぞくむぐう)にして、願わくは休止(くし)せざらしめんと欲(ほつ)す。無辺の生死海(しょうじかい)を尽(つ […]

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暮雪の熊

諏訪地方に住み、猟師でもあった著者が獲物と一対一で向き合い、対峙したときの緊張・畏怖・慈愛を詠む。 「馬の白泉」が猪・熊などの動物も描く新境地。

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