5月, 2016 - 文學の森

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夢色の手紙

何と大らかに夢をみつつ足許を確かに生きておられる比嘉さんであろうか。これからも日々是好日で耕しの日々を送られることとよろこばしく思えてならない。 佐藤麻績

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川根夫婦滝

大正末期に生まれ、二十一歳で作句を始める。気負わず飄々と詠み継いできた、卒寿の軽やかな息吹。

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青嶺

一人旅が好きで、いまだに思い立ったところにすぐに出かけてしまうのだという。その行動力は今の若者にも決してひけは取らないであろう。卒寿の青春を謳歌されている富子さんに、高らかに祝福の盃を掲げるものである。 山本一歩

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方位石

”物”に即して把握され、表現された”具象”の確かさは、強く胸をうつ。本人は至ってやさしく、会えば必ず温和な微笑みを交し、人としてのあたたかさが感じられる。 大坪景章

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みくまり

「みくまり」という古い大和ことばが美しい。新潟に近い会津山中で出会った状景であるという。ちょうど山桜が散り始める時期であり、山中の清らかな水源に散り込む落花の行方を大石さんは思いやったのである。 松浦加古

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十三夜

俳句という卒業のない学びに心おきなく過ごせる今、ここ迄、至らぬ私を育てて頂いた、先輩、先達の御恩は忘れてならぬ事 「あとがき」より

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歴史書への深い教養から生み出された重厚な句に加えて、明るくのびやかな句が光る。変化に富んだ句集で読者を惹きつけ一気に読ませる。 柴田多鶴子

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