4月, 2017 - 文學の森

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飛べない鶴

前原絢子の句は、平成二十六年から「明るくて楽しい句」に変貌してきた。それは、彼女の人生が俳句の中で響き合うようになってきたからである。前原絢子の処女句集『飛べない鶴』を通読した娘の佳代子さんの次の言葉が、今の私の感想と響 […]

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藁雀籠

平成二十九年四月に「方円」が三百五十号を迎えるということで、それを記念して句集を出そうかと思い立ちました。第二句集『松の花』を刊行したのが平成二十五年十月。句数からすると不足の感は免れませんが、この句集を出すことにより、 […]

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月冴ゆる

今日迄四十余年間、俳句の道を着実に歩まれた集大成が『月冴ゆる』に纏められています。眞弓さんを支えられた最愛のご主人様と三人の子供さんの愛に満ちたご家族のお句は家の歴史であります。 小川晴子

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奴国の夜明

前書『四季賛歌』からだいぶ経過しての写真俳句集であるが、そういった意味からも、まだまだ満足のいくものではないと思うが、今まで出版してきたものの続編として見て頂く方々に喜び、楽しんで頂ければと思っている。 「あとがき」より

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黄鶺鴒

黄せきれいで、なんとなく明るい気分。意味を探る必要のない句ですね。なんとなく懐かしさのある風景だけを静かにとらえればいい。その風景をとらえている人の気持ちのやわらかさ懐かしさというのがいい。妙に知的な感じの男の人の背中を […]

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開封

著者の俳句は、心地のよい不安感、希望、やがてゆきつくアクティブな心、そうした心情にいろどられていると見る。勿論人間である以上、自信と相対する不安や疑心もつたわるが、それらが詩的に発酵されて著者ならではの作品を成している。 […]

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露台の人

真麻さんは、「童子」に彗星のように登場したが、海外の留学生に日本語を教える先生という職業柄か外国暮らしの経験のせいか、どこか俳句の古さとなじまないのではないかと思わせた時期もあった。しかし、持ち前の周到さと熱意で、そんな […]

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