5月, 2018 - 文學の森

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好日

春夏秋冬の一瞬を言い留めることが宇宙の無限に通じ、大いなる慰安に生かされている喜びを?みしめております。 「あとがき」より

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青畝俳句散歩

4Sの一人阿波野青畝の代表句を最も身近で薫陶を受けた著者が鑑賞俳誌「葡萄棚」創刊号より続く好評連載を単行本化

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風鈴の音色

群馬大学教育学部教授を定年退職した後、第二の人生として俳句の道を選び音色の違う人生を歩む作者。難しい言葉は使わず日常の延長のような佳句。千草風鈴は見事に第二の人生を詠いあげる。 武藤あい子

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ふくらんで

身のまわりの些細な事象を契機として、作者の心の襞にもぐり込んでいる思いを浮き上がらせることに成功しています。 橋爪鶴麿(「序」より)

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激流の中に岩が突き出ている。その岩に一羽の?がとまっている。一歩まちがえれば激流に呑み込まれそうな場所に、?はなぜとりついているのだろう。轟々たる響きの中に、?はどうして留まっているのだろう。不思議な感じがしないでもない […]

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広葉樹

著者の住む吉祥寺の周辺もすっかり市街化されて自然が少なくなっているけれども玉川上水や井の頭公園など雑木林や葎が残っている。この句は山茱萸に雨がけぶるように降っているのだろう。心安らぐ武蔵野の景。一句はかるく詠んでいるけれ […]

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つれづれに

俳句に深く傾倒するようになったのは母の入院が切っ掛けでした。病室に付き添うつれづれに俳句を作る機会が増えるようになりました。一語一語の言葉を大切にし、五・七・五を指折りながら、これからも俳句を楽しみたいと思います。

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玲瓏

雪花さんは理系のばりばりの薬剤師だ。この「リケジョ」もひょっとすると、かの大先輩たちのように花鳥諷詠の道をたどるのかもしれない。今は病いを得ているが、病いの中にあっても、自らを冷めた目で見て客観写生をしているところが凄い […]

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迷走果てず

どうやら勝村先生に手を引かれて歩き始めた俳句の道も迷いながら二十一年になる。八十路も最終年にきた。 「あとがき」より

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