2018/05/16 風鈴の音色 群馬大学教育学部教授を定年退職した後、第二の人生として俳句の道を選び音色の違う人生を歩む作者。難しい言葉は使わず日常の延長のような佳句。千草風鈴は見事に第二の人生を詠いあげる。 武藤あい子 MORE
2018/05/16 ホモサピエンス 激流の中に岩が突き出ている。その岩に一羽の?がとまっている。一歩まちがえれば激流に呑み込まれそうな場所に、?はなぜとりついているのだろう。轟々たる響きの中に、?はどうして留まっているのだろう。不思議な感じがしないでもない […] MORE
2018/05/16 広葉樹 著者の住む吉祥寺の周辺もすっかり市街化されて自然が少なくなっているけれども玉川上水や井の頭公園など雑木林や葎が残っている。この句は山茱萸に雨がけぶるように降っているのだろう。心安らぐ武蔵野の景。一句はかるく詠んでいるけれ […] MORE
2018/05/16 つれづれに 俳句に深く傾倒するようになったのは母の入院が切っ掛けでした。病室に付き添うつれづれに俳句を作る機会が増えるようになりました。一語一語の言葉を大切にし、五・七・五を指折りながら、これからも俳句を楽しみたいと思います。 MORE
2018/05/16 玲瓏 雪花さんは理系のばりばりの薬剤師だ。この「リケジョ」もひょっとすると、かの大先輩たちのように花鳥諷詠の道をたどるのかもしれない。今は病いを得ているが、病いの中にあっても、自らを冷めた目で見て客観写生をしているところが凄い […] MORE