12月, 2018 - 文學の森

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台地

彼女は、俳句の細かい約束ごとなどを教室で学び、今がいちばん面白い時期にさしかかっているのかもしれない。「自分の生きた証としての小さな爪痕を、自分のことばで遺しておきたい」と、ひそやかに思いはじめ、新たなスタートに立った。 […]

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分度器

分度器から鳥の渡りへと発想の飛躍が鮮麗で素晴らしい。長い距離を迷うことなく目的地まで辿りつくことが出来るのは、鳥たちに体内時計と磁気を感知する能力が備わっているからだ。鳥たちの体内には分度器のようなメカニックが組み込まれ […]

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空II

いつしか、私が空を見上げているのではなく、空が私を見ていてくれると思っている自分に気づきました。 一日として同じ空はありません。九月に米寿を迎えたことを機に、日記代わりの拙句を取り出して、再び『空II』として編むことに踏 […]

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若狭井

和子さんの自然の景に向けるまなざしはいつも真っ直ぐでいささかの迷いもなく、比喩の見事さも感じられて、自分の詩境を切り開いて行く様子が句にも見えてきました。 古賀雪江「序」より

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花の七曜

朱鳥亡き後に主宰を継承し、平成二十七年までの七十年近い歳月を、俳句一筋、「菜殻火」一筋に生きてまいりました。その間俳人として主宰として大過なくすごすことが出来ましたのも、偏に「菜殻火」と私を支え続けてくださった皆さまのお […]

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もう恋し

俳人として真正面から俳句に向き合う歳月だった。技は沈潜して目立たず、淡々とした言い回しの中に豊かで深い味わいが感じられる。ここまで到達した乃布俳句は、この先どこに向かうのだろうか。 安部元気

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花氷

フレッシュな詩的表現とシャープでナイーブな言語感覚。真剣な自己に徹した投影は斬新で、句と文集とに独自の生彩を放った。 詩的な美。清新。 落合水尾

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波の戯れ

作風は誇張や故意の演出がなく平明である。しかしながら、それは単なる平明ということではなく、軽妙なタッチの明るさであったり、人を飽きさせない滋味であったりし、歩んできた生き方に裏打ちされている。 花谷清

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ゑのころ草

高子さんの俳句を鑑賞するに当たり、避けることの出来ないことがある。それは、何秒のご子息の看病のご苦労である。自宅で面倒をみることもままならず、施設での介護が必要になり、生活面では自由を得る代わりに他人には解らぬ心的な負担 […]

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綿虫

句集『綿虫』は、象徴詩、ユーモア句、映画的手法、生活実感のある「つぶやき」等、実に多彩な表情を持つ作品集である。跋文を書き連ねていると、批評とは、畢竟、鑑賞者自身の人生抽斗を開けて書くという行為に過ぎない。また、俳句作家 […]

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