3月, 2019 - 文學の森

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坂の途中

私がなによりも感銘するのは、老いの意識を地球まで飛躍して、 あえていうならば、地球を仲間連れに感じる朴訥さである。 頭からものをいう観念的なものいいではなく、 佐久の農村暮しの風俗や風習に触れながら、 みちのく花巻の大地 […]

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夏の蝶

句集名ともなった「夏の蝶」に未来に前を向く作者の生き様が明るく照らされている。 鈴鹿呂仁

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甲武信

“集名は、千曲川が源流を発する甲武信岳からもらった。 その名のとおり甲斐、武蔵、信濃の国境に聳える標高二四七五メートルの秩父山地の主峰である。千曲川を遡り、源流を極めたいという長年の夢もある。” […]

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星辰以後

この句集の出来上がりを見ることなく、藤木?子は平成三十年十月二十五日、呼吸器不全のために八十七歳の生涯を閉じました。俳句に精魂を傾けた四十年でした。 変わりゆく世の中の変わりゆく言葉を憂い、俳句は日本語の最後の砦であると […]

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海上都市

この句集全体を通して美枝子さんの俳句には「かつらぎ」が主張し、追い求めている「作者の気持ちが読者の心に響く写生句」の精神が充ち満ちていると思いました。 森田純一郎

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銀河仰ぎし

平成三十年に私は八十八歳を迎えました。自分自身あまり実感もなく、あらためて驚いて居ります。その私が何故、第二句集などと大それた事を思いついてしまったのか、決心するまでには紆余曲折考えあぐねる毎日でした。でも私のような一人 […]

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“敗戦から十五年を経た日本は、まさに復興が緒に就き、右肩上がりの「経済発展路線」のスタートに立っていた。藤田?雄氏は、創業四十三年の松下電器産業株式会社に入社されたのだった。「?雄」の名を背負って、会社の発展 […]

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野水仙

お母さんを亡くし、幼い弟さんや妹さんのお母さん代わりとして懸命に働かれた洋子さん。小柄な五体に秘めた不撓不屈の精神には驚嘆させられる。 齋藤朗笛

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一庵

『一庵』は、『南北』につぐ粉川伊賀さんの第二句集である。公務退職後、俳句に復活、観照一気の俳句の道に旺盛な活動を見せている。一日十句の道を己れに課し、一庵(水尾が「風鳥庵」と銘名した北軽井沢の山荘)を鍛錬の場として精進し […]

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