4月, 2019 - 文學の森

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ちちとははと

“父が百寿、母が卒寿を迎える頃に第二集をまとめられたら、ということを目標にして俳句を続けてきました。遺してくれた二人の句のその一句一句に触れるたびに、両親への思慕に浸る毎日でした。 両親やそれぞれの祖父母たち […]

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平成も最後の年になった。今までは写真に俳句をつけたものを中心として出版してきたが、今回は色鉛筆画に俳句をつけて病院の廊下、ギャラリーに展示してきたものを主としてまとめた。 「あとがき」より

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航跡

余生のこれからも、阿波野青畝・森田峠両先生の教えを忘れることなく、詩情のにじむ文学性に富む句を目指したいと念願しています。 「あとがき」より

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初志

今村は弾圧の世も信仰を守り続けた隠れキリシタンの末裔の住む村である。明治末から大正初めにかけて信徒によって建てられた煉瓦造りの聖堂がある。今も日曜ごとにミサが行われている敬虔な信徒村は博敏さんにとって憧れの地であり、友子 […]

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沈黙は距離

集中特に一句をと云われれば、ためらわずにこの句を挙げる。一見何を云っているのか不可解だが、その得体の知れなさの中にある、えも云われぬとぼけた味わい、懐の大きさに、むしろ唖然とさえするのである。 山崎聰

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鐘の行方

俳句の骨格を崩さず、それでいて古くさくなく、瑞瑞しい情感が読む側に説得力を持たせるのです。鐘の行方にじっと耳をすませる心が、数々の辛酸の過去を乗り越えてこれからの希望に満ちたものであることを切に願うばかりです。 古賀雪江 […]

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花朧

今日まで生きた道程の証として、米寿記念の第二句集

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句集『いるかのジャンプ』は『若狭ぐじ』に続く第二句集で平成十六年から三十年までの三百三十句を収めました。 「あとがき」より

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五月晴

私にとって俳句は「心豊かに生きるために、なくてはならないものである」という思いがいっそう強くなった。しかしながら、俳句の道は遠く険しい。まだまだ至らないとの思いを抱えながらの作句活動であったが、平成の終りを迎えてこの間の […]

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黒潮の沖

八丈島は正に黒潮の南側に接する島であり、「黒潮の沖の風」は八丈島にこそ最も相応しい措辞である。端的に八丈島の生活そのものを肌の感覚で受け取った秀作である。 柏原眠雨(「序」より)

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