12月, 2021 - 文學の森

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馬鹿一の石

どの句も本州の光景にはない切れのよさがある。北見弟花の描く北海道の風景には、北海道の大地から立ちあがる妖気がある。明快でありながら茫洋たるいのちの艶がある。 宮坂静生(「序」より)

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文芸つまり文学は、言葉の美しさを作り上げる世界であり、それは心を語るとも言えるものではないかと思う。人間の深いところにある心。そして生きる限り、心を大切にし、また人と心の交流をしたいと思う私である。楽しい文章にも素敵な俳 […]

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サーチライト

満たされることのない深い不毛感、ある時は虚無感といったらいいだろうか。何かを渇望しつづけている作家魂が確かにある。焦燥感・緊張感を無視出来ない。『サーチライト』は、そこを切り開いて照射している。すなわち暗い闇への目と心の […]

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よもぎの歌

よもぎの目とカメラを通せばせつなくてたのしくてかなしくなったりくすっと笑ったり人生の一度しかない一瞬の景に変わる そこには小さな愛がある 辻 桃子(「序」より)

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雑木林

安定した句柄は言うに及ばず、氏の特徴として季題を中心に一本の揺るぎない「芯」を見ることが出来るのではないだろうか。そしてその芯はぶれることなく一句を見事に形成しているのである。 稲畑廣太郎

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風の通り道

かずこさんの作品は、間口が広い。行動力に裏打ちされた豊かな見分、旺盛な好奇心が導く的確な観察眼に加え、何よりも創造する愉しみを知っている。目にするあらゆるものが俳句の起点となることを身をもって示してくれる。 福本弘明

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さくら

句集『さくら』には、花鳥諷詠を見つめる一途な写生眼が鋭く、それは燻し銀のように輝いて魅了されます。 大石靖子

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和泉野

どの句も日々の動きに根差した、生きた生活の句であります。農の奥深さ、魅力を感じるのは、幹夫さんが心から農業を愛して、ひとつずつの作業を心を込めて行っているのが読み手に伝わってくるからです。 古賀雪江(「序」より)

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月刊 俳句界 2021年12月号 毎月25日発売/A5判/定価1,000円 Amazonで購入する 能村登四郎~研三そして「沖」へ~ 能村研三|今瀬剛一|大畑善昭||千田百里|森岡正作|辻美奈子 特集 句集以前⇔以後 ~ […]

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