3月, 2022 - 文學の森

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またあした

改めて彼の残していった句を読むと、彼の近づこうとしていた精神世界、その宇宙観には共鳴するところが多いことに気がつく。彼は最も良き同伴者の一人だったのである。 西池冬扇(「序」より)

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金の釘

句集名『金の釘』は岳父没後、新しい形の二世帯住宅にするため家を建て直したが、完成後、新築祝いとして施工者から黄金色の記念の釘を贈られたことに依る。長い釘で、引っ越したばかりだったので、落語の「宿替え」が思い浮かんで、軽く […]

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平江帯

『平江帯』は木綿さんの第二句集である。八十代に差し掛かった十年間、大きな病気をせず、元気で俳句をつづけることができ、第二句集まで出せたことを先ず心から慶びたい。しかも、たゆまず積み上げてきた十年間の習練の成果は、作品の上 […]

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秩父歌舞伎

村田さんは秩父という土地に生まれ、そこで育った根っからの秩父人である。そして秩父の句を作り続けている。「海」には多くの俳人が居るが、村田さんほどひたむきに自分の土地を見つめ、自分の句をひたすらに作り続けている人は居ない。 […]

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水杵

国内外を問わずあちらこちらに旅をされて多くの旅吟を残されているが、堀さんがこよなく愛して詠まれるのは、地元大分の原風景なのだろう。 能村研三

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ダリの時計

少年時代からの美術作品に対する憧憬や志向によるものかもしれないが、一般の捉え方とは少し違う、一歩踏み込んだ視点でこれら著名な画家や版画家の作風・人となりを鋭く表現している。 「好日」主宰 髙橋健文

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天山の雪

我が家の目と鼻の先に天山があります。四季折々に色を変え姿を変えながら私をいつも見てくれています。その中でも雪の天山は神々しく見えて一番好きです。 (「あとがき」より)

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月刊 俳句界 2022年3月号 毎月25日発売/A5判/定価1,000円 Amazonで購入する 俳句は境涯の詩~境涯俳句を読む 秋尾敏|岩岡中正|角谷昌子|髙柳克弘|加古宗也|福永法弘|鈴木しげを|松浦加古|鈴木節子| […]

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