3月, 2023 - 文學の森

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本書における子規句の鑑賞は単なる思い付きではない。句の成立した時代背景と成立の道筋とが丹念に実証され、その交渉の結果としての鑑賞であることが明白である。 半田美永 国文学者 子規研究の会・会長

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東吉野村には多くの分水嶺がある。「雪月花」よりも、まず愛でたいものに「水分りの水」があるというのだ。意表を突くといおうか、貞代さんのたまらない魅力はこんなところにもある。つまり、常識を臆面もなく打ち破ってしまうのだ。詩襄 […]

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牧花

持ち前の笑顔と明るさ、そして根性は並のものではない。どこの句会へ行っても世話を厭わないで、皆さんを楽しくしてくれる。かけがえのない人物である。 「萌黄」主宰 金子清黙

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令和三年九月二十七日、妻が亡くなりました。六十二年八か月も共に暮らしながら、感謝の言葉も別れの言葉も告げることが出来なかったことが、私の心の重荷になっています。そのことを踏まえこの第五句集のタイトルを『妻』とすることにし […]

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保健室登校

高校の教員になってから数多くの生徒たちに出会ってきたが、定時制高校の生徒たちは、ひと味もふた味も違っていた。十代半ばだというのに、多くの生徒たちは、生きることに疲れ、傷付いていた。それでも前を向こうとしていた。不登校経験 […]

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夢幻座

『夢幻座』は、夢まぼろしのごとき己の〈人生〉を、演じて(映して)観客に見せる己の舞台で、演者がそこで「是非精華を一つ咲かせてやるぞ」と心に叫ぶ、正念場でもある。 (「あとがき」より)

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愛惜

人も大自然の一つであることに気づかされつつ。いよいよ未知なる時間を受け止めていく中で、私の一句へ向かう願いと言いましょうか、祈りと言いましょうか、俳句詩形への謎と魅力はいっそう深まりゆくばかりでした。 (「あとがき」より […]

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句集『猫』は題名の通り猫の句が多く二十前後ある。加代子さんの楽しいとき、淋しいとき、苦しいときなどの猫との暮らしぶりや、猫への情の深さが感じられることである。 古田紀一

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銀竜草

句集の題「銀竜草」は、軽井沢の峰の茶屋から白糸の滝を経て、軽井沢の街に到達する遊歩道で、偶然発見した時の感動を詠んだ 信濃路の木漏れ日やさし銀竜草 からとりました。

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反骨

山田さんの句稿を拝見してまず感じたのは個性的だということである。句集というのはみな個性的で、個性的でない句集は無いのだが、山田さんの場合、とりわけ個性的だということである。 高橋悦男

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