7月, 2023 - 文學の森

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佐賀の山暮らしも七十七歳を越えることができた。私は、今にも消えて行きそうな暮らしを俳句に留めておきたい。いつまでも魅力ある田舎暮らしができる日本国であってほしい。そんな国にしたい。 (「あとがき」より)

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不動剣

俳句は一つの信じられる表現の道です。一天を突く不動剣のように真っすぐに俳句の道に精進してゆくという決意を込めて、句集名を『不動剣』としました。不動明王のように力強く俳句の道を進みたいと思います。 (「あとがき」より)

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鶴のこゑ

本句集は生前、本人が選句した三七五句を遺句集としてまとめたものである。遺品を整理していたら、原稿用紙に書かれた句がまとめられてあるのを発見した。まさにそれを上梓してほしいと言うかのように、私には思えたのである。 蟻塚章江

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野水仙

句集名の『野水仙』は、わがふるさと下田市の瓜木崎に群生している珍しい水仙で、観光名物の一つとなっている。私は毎年、年末に帰省すると必ずこの水仙を見に行く。水仙は私にとってふるさとのシンボルであり、心の支えの一つになってい […]

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水引草

老いてますます盛んという言葉があるが、私の身のまわりで言えば、それは相馬聖子さんのことである。聖子さんは今年九十二歳になられるが、このたび句集を出された。聖子さんの句集の特長は、九十二歳というお年にもかかわらず、句が若々 […]

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欅の芽

子どもたちが句集に眼を通す頃には、私は消えているであろう。顔すら記憶にないかもしれないなど、感傷に浸っている自分がいる。が、日本文化の短詩型俳句の永遠を確信している。それが世界に拡散しつつある世。だからこそ、平和の世を心 […]

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鷹柱

俳句も、鷹のように鋭く、また格調高く、句の立ち姿が美しくありたいと努めてきた。一方で句が鷹揚で、優しく、平明でありたいと願った。さらに欲張って、読んで楽しく、また生きる勇気をもたらすものでありたい。主宰する俳句雑誌「河鹿 […]

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紙椿

奈良に春の訪れを知らせるお水取を前に、造花のツバキを作る「花ごしらえ」はいかにも春を心待ちにする人々の心が映し出された慣わしである。 能村研三

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初蝶

句集名は、はじめて詠んだ みぎひだり初蝶を追ふ女の子 より採りました。日々のよろこびをことばで書き留めたい——という思いで「かたばみ」に入会して三十余年となりました。一歩一歩歩いてきた私の日記です。 (「あとがき」より)

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月刊 俳句界 2023年7月号 毎月25日発売/A5判/定価1,000円 Amazonで購入する 大特集 魂の俳人 村越化石 望月 周|荒波 力|三浦晴子|関森勝夫|角谷昌子|田中亜美|関 悦史|田島健一|外山一機 特集 […]

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