11月, 2023 - 文學の森

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非常な努力家でもあって、確かな精進を続けてゆかれるのが見えます。俳句をイメージでとらえるのではなく、確かな人生の証としていることが見えます。大病をされ、それを克服してゆく途次の冷静さです。景へ向けるまなざしは非常に直線的 […]

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夢ざくら

夢ざくらは早咲きで、蜂須賀桜となにがしの桜とを掛け合わせた、稀少種の銘だとか。賀津代さんは二人姉妹の姉として地域に育ち、地域愛、家族愛はこの一集に底流するものだといえよう。賀津代さんの温厚篤実さは、この作品群のもつ豊潤さ […]

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複眼の宇宙

これはまさに。俳句を作ることの楽しさをそのまま言い換えたような一句である。様々な視点を持つことで、俳句の領域が拡がり、より深くモノを見、感性を働かせた作品が出来上がる。第一句集から二十年。進境著しい著者の世界をじっくりと […]

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飾売

北国に帰る鶴に、故国に何か言いたいことがあるのではと問うている。上五で切って、外国から来た人に問うているとも読める。ウクライナ侵攻という状況下でメッセージ性を持つ句となった。 秋尾 敏

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本書は医師・俳人の、人生や世の儚さを達観した魂の一行詩である。見よ!熊本地震やコロナ禍の医師の熱い人間愛。山河、動植物などの自然への畏敬の念、古都への浪漫も人心を捉える。彼此、折節の移り変りの情趣がじつに魅力的だ。この自 […]

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星の声

4年間の1万以上の作句のなかから、ふふっと微笑むような句を中心に、323句を精選 『囀りの木』に続く第二句集

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一木一草

句柄がおおらかで、遥かな宇宙へと句が広がっていくのも、特徴の一つである。魂の延長線上にある宇宙なのかもしれない。虚空を詠んだ句もあるが、宗教的なものではなく、おおらかな宇宙感覚を引きずった、広くて深い思いの世界なのであろ […]

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私の作った句が、読み手たちの鑑賞によって幾つもの異なるストーリーとなり、それが想わぬ方向に接ぎ木のように地下茎のように広がり、または千切れて、もう作者から離れた遠い何人にもなって一人歩きして行くその背中を見ている時が、俳 […]

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月刊 俳句界 2023年11月号 毎月25日発売/A5判/定価1,000円 Amazonで購入する 特集 俳句×「〇〇」~俳句とコラボ! 角川春樹|坂本宮尾|関 悦史|恩田侑布子|加藤かな文|武藤紀子|西村我尼吾|浦川聡 […]

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