2月, 2024 - 文學の森

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道程

一句一句は明るさに満ちており、心をほんわかと包んでくれる。義理の母と過ごした歳月が、孝子さんにとっては何ものにも代えがたい一生の宝なのだと思う。人生にこのような出逢いがあったことは、幸せこの上ないことと思う。 高﨑公久( […]

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朴散華

星の句に始まり、星の句で終わる。宇宙にも届く小夜子さんの視野が句域を広々と大きくしている。小夜子さんの詩情の源には宇宙が厳然として存在している。 松浦加古(「序」より)

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天地透く

「一天四海」とは、一天下と四海の事で全世界を言う。銀河は「天の川」、また、銀河系の別称で天漢・銀漢とも言う。冬銀河の空、全世界が澄み渡っているのだ。肺活量の大きい立派な秀作である。 豊長みのる

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佳き人に

冬の初め、春に似た暖かな日和に、こよなく素敵な人との出会いを経験して思わず「嬉しい」と喜びの声を上げています。作者は出会ったのは男性とも女性とも言っていませんが、人生の中で素晴らしい出会いだったのでしょう。これからも人と […]

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朗朗と

第一句集『隠し壺』の俳句の切れ味は今なお衰えを見せず、それに隠し味が加わってさらに磨き抜かれたように感じた。句材の豊富さと句意の明解さ、そして、月並みな句材を活き活きさせて非凡な俳句に仕上げてしまう。 山本鬼之介(「序」 […]

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夏帽子

岡井マスミさんは「スグロノ」の実力同人。大網白里市で活躍され、対面の機会は少ないが俳誌への毎月の投句を楽しみに拝見している。しっかりとした写生、平明で詩情に溢れた作品が多く注目の作者。今後の更なる活躍を期待している。 森 […]

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桐の花

かつて女の子が生まれると桐の苗木を植え、お嫁にゆく際にその木を切って嫁入り道具の桐箪笥を作るという風習があった。お母様を想い詠まれた句<いつまでもあなたの子です桐の花>には、桐に象徴される子を想う親の愛と、それに応える秋 […]

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月刊 俳句界 2024年2月号 毎月25日発売/A5判/定価1,000円 Amazonで購入する 特集 俳句評論ノススメ 岸本尚毅|青木亮人|今泉康弘|池田瑠那|岡田一実|坂本宮尾|筑紫磐井|依田善朗 特集 猫と俳句 堀 […]

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光る雪

『氷塵』『雪晴風』に次ぐ『光る雪』は、著者が目指した『雪』三部作で、北辺の俳人たらむとする意欲溢れる句業の証である。

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