3月, 2024 - 文學の森

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母子草

本句集は、千葉県市川市在住の古岡壽美恵さん、美恵子さん母子による異色の句集です。母は句歴三十六年、娘は二十二年と、お二人とも結構長い。しかし、句集に収めた作品は、俳句結社「雉」の同人参加以降で、母は二〇二一年から僅か三年 […]

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風の民

平成十四年に初句集を上梓してから何年たったであろうか。その間に、「虎杖」の相原左義長師、「海程」の金子兜太師を亡くした。両親も亡くした。俳句と仕事を人生の両輪と思い、どちらも懸命にやってきた。俳句を始めてからちょうど四十 […]

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夫百寿

いろいろあった趣味も出来なくなりましたが、九十二歳を過ぎた今も下手な俳句だけは作りつづけております。第一句刊行後、そのままになっている句に申し訳ないと思い、第二句集を編むことにしました。 (「あとがき」より)

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独活の花

大門さんは、近江の人である。彦根に生れ育ち今日に至っている。かの芭蕉も愛した広やかな湖水をもつ近江の風土を、ゆったりと呼吸しているのが、この句集の一つの色合いだといってよいであろう。近江の地への限りない親和の情が、心の文 […]

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月刊 俳句界 2024年3月号 毎月25日発売/A5判/定価1,000円 Amazonで購入する 特集 名編集者ここにあり! 伊藤一郎|田口風子|髙柳克弘|辻 美奈子|小林貴子|辻 奈央子|辻 桂湖|松尾清隆|潮田幸司| […]

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清黙Ⅱ

飛行機のパイロット、特に機長という職業は、それこそ何百人という命を一身に背負っているのである。 俳句活動においても一流の、物の観察が行き届いた写生句の魅力が随所にみて取れると言えるだろうホトトギス主宰 稲畑廉太郎(「序」 […]

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この御句集『風』は、ふくいくとした香りを放ち、多くの人々を豊かに包む。その原点は、地域を愛し、風土を愛する俳句から始まっている。本句集には清新の自然相が鮮やかに見え、さまざまな想いを抱えながら明るく仲間に向き合われてきた […]

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吉備の野

入会から現在までの妙さんの全ての投句を見直して、改めて粘り強さと選句の力を感じた。会員投句欄や同人欄の上位を占め、何度も巻頭と主宰の珠玉に選ばれているが、句集におさめたのはその一部だ。作者の自選とそれをくみ取った主宰の選 […]

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なでしこ

「童子」で十七年。仲間に恵まれ、数多くの句会や吟行を経験し、写生の腕を磨いた。近頃は諧謔の効いた句が増えてきた。十年前には、そのご主人が「童子」に入会した。独特の「なでしこワールド」が成り立っている背景には睦水さんの温か […]

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