5月, 2024 - 文學の森

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水の国

日本の豊かな水は四季折々の気候変化と呼応し、様々な自然現象を生み出してきた。そのおかげで、日本固有の絵画や詩歌も生み出された。俳句もその一つである。豊かな水の恩恵をこうむっている吾が『水の国』にささやかな感謝をこめた。 […]

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賞へ果敢に挑まれた原動力は、榮子さんのご両親がともに俳句をなさっていたことにあるという。親が子に遺す財産とは何かということを考えさせられるこの一集は、大きな夢と希望をふくらませ、私たちに多くの気づきを与えてくれることだろ […]

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青い翼

「同行二人」。二人で五十年以上歩んできた。妻は理系で、私は文系。二人とも旅行が好きで、数えきれないほどの旅をした。『青い翼』を読むことは、私の歩んできた道を振り返ることでもあった。 石井いさを「序」より

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誰がために

家族愛がにじみ出ている。ご両親を亡くされた氏が、その年に島根県の三瓶山で詠まれた思い入れの深い句である。代々ご家族が俳人という恵まれた家庭で伸び伸びと詠まれた句が極楽の文学を奏でている。 稲畑廣太郎「序」より

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旅なかば

恭子さんに晩年はなく、いつまでも俳句づくりの旅を楽しまれている。清純な気持ちが心の奥処にたっぷりと湛えられているからこそ、美しい作品が生まれ続けている。 長島衣伊子「序」より

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寒北斗

俳句という文芸を人生の同行者の如き位置に据えて、一人生きられる昌子さんは、今後も自身の思念を詠み続けられるにちがいない。それはご夫君の望まれていたことでもあろう。 佐藤麻績「序」より

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海きらら

大学で教壇に立っていた作者は、把握力、表現力、集中力が抜群で、これからも秀句を生み出していくのは間違いない。生ある限り俳句に取組むという目標を持つことで得られた充実感が、この句文集にはあふれている。 本城佐和「序」より

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月刊 俳句界 2024年5月号 毎月25日発売/A5判/定価1,000円 Amazonで購入する 大特集 大串章と「百鳥」の30年 ~飛びたつために 第16回文學の森賞・第25回山本健吉評論賞 俳句界NOW「炎環」石寒太 […]

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