11月, 2024 - 文學の森

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絵扇

これぞ伝統俳句であると思える句の数々。作者の文学性の高さが処処に感じられる句集である。純子さんの若さの秘訣は、俳句に対してのひたむきなる精進と、俳句を楽しむ日々の暮らしぶりから来ているのであろう。静かな佇まいの中に秘めら […]

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花隠れ

妹よ自分の人生を愛せよ自分の愛する人生を生きよ美しく年を重ねよ心豊かであれ 剛一郎

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大由布

由布岳は、双耳峰を持つ美しく荘厳な姿から「豊後富士」と呼ばれていて、古くから山岳信仰の対象として崇められていた。「大由布」という呼び方は、地元の人ならではの呼び方なのだろうが、親しみとその偉大さを讃えている呼び方である。 […]

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銀巴里

「運」の強さは、俳句界の第一人者であった有馬朗人先生から、二十年余りの長きにわたり、伝統俳句の指導を受けたことに現れている。 西脇はま子「序」より

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春光

目の前にひろがっている土壁色の世界が、少しずつ明るい色に変わって来て、私はうっすらと瞳を開いていた。覗き込んでいる顔が大きく見えた。「気がつきましたか、九十歳を過ぎての蜘蛛膜下出血でこんな元気な人見たことないですよ」三十 […]

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よすが/えにし

『よすが』構えの無い穏やかな日常、一字一句が親しい。根底にある人間味とでも言おうか、大人でありながら瑞々しい。本著は吉昭氏のまだまだ途上の”よすが”として、誇らしく歩み続けられることを願うものである。           […]

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圭復

「圭復」は人から来た手紙を何度も繰り返し読むこと。時代の流れに合わない言葉になりつつあるが、人との交感を大切にしたいという願いを込めた。 「あとがき」より

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天つ風

秋晴れに輝くご母堂の素肌。静かな写生に母への情、母の人生への尊敬、自身の来し方への感慨、諸々の情が滲む。 大橋一弘「序」より

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