10月, 2013 - 文學の森 - Page 2

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晩白柚

晩白柚は、近ごろスーパーでも見かけるようになった西瓜大の大きな柚子で、熊本県の特産品である。九年ほどを熊本で生活され、熊本への強い愛着をもつ正江さんゆえ、これを句集の題に選んだ。大きさばかりか、味も香りもなかなかなもので […]

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太湖の春

中国江蘇省にある美しい太湖。投網で汲みあげたのは湖魚であり湖水であるが、同時にそれは、燦爛たる春の日の大きな光の束でもあったであろう。それを「太湖の春を汲む」と詠んで、大景をしっかりと掌中に納めて手応えのある句となった。 […]

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「天の川」を通過していった多くの俊秀のいのち懸けた活動を微力だろうが何だろうが、是非書き留めておかなくてはと思う。禅寺洞等によって大正七年七月一日九州の一角に「天の川」が呱々の声をあげてから、やがて一世紀になろうとしてい […]

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花すみれ

俳句の実作を始めて16年になりますが、この間、「ことばは平明に」「思いは深く」を目標にして、身近な自然、また日々の暮らしや教師という仕事から感じたことを、17音の短い詩型に織り込み詠うという営みに、楽しく充実した時間を過 […]

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