7月, 2014 - 文學の森 - Page 2

  • HOME
  • 7月, 2014 - 文學の森 - Page 2

ねむの花

ねむの花の句にはどちらかというと淋しげな句が多いが、律さんの一句はそれとは反対に明るさがある。人生いつでも夢をもっていなければいけないが、「七十の夢」と「ねむの花」はどこか淡く重なっている。 倉田絋文

MORE

雪餅草

句集のタイトルとなった句である。淡々としてシンプルなところがいい。花は真っ白で真ん丸なお餅のような花を一個咲かせる山野草。清楚な中にも柔らかく、日本的なところが作者の雰囲気に合っていると思った。 西池みどり

MORE

地球の居候

延長線上に詠われる句にもどこか宇宙の神秘がはたらいていることを予見させる。気象・地球・自然に対し、ものを見る目、具象と感情との密接な関連づけが不思議な句を生む。 向田貴子

MORE