7月, 2015 - 文學の森

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伏流水

上質な環境の中での句会では集う者の魂も浄化され、句作品も精神性の高いものとなる。句集名の『伏流水』は酒寄さんの俳句修行の成果としての一冊として、また富士の伏流水の透明度の高さ、豊富な水流と滋味を存分に包括した句集名として […]

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埠頭

一読すると父上の句が多い。父は水俣の高校教師で、田畑を耕しつつ自由な生活を楽しんだ人で、芦舟さんも父母を手伝って農作業もしていたという。土に足を踏まえた体験もあったためであろう、自然観照の句も多いのが納得できる。 石 寒 […]

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絵馬

家中で受験生を応援しているその親子の絆の強さに現代の家庭像がよみとれる。中根さんの人間としての温かさゆかしさの眼が根底にあって、この絵馬の句を作らせたとみることができる。 伊藤敬子

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山口にて

青春、子育ての日々、そして別れ・・・山口で交わした夫婦の相聞句集。〈生涯の妻であり、恋人で、同志で、論敵ですらあった、さち子のことを書きたい。〉 「あとがき」より

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ちちはは

“こうして纏めた作品群は人間岡本高明を如実に語っておりました。その点で、最期まで在るがままに思うがままに生きた高明ならば 、本集の意義を必ずや承知してくれることと思っております。少々遅きに失した感のある遺句集 […]

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平川苞句集

卒寿の記念に玩具のような句集が出来上がりました。私の歩いてきた道が、そのまま作品となりました。 「あとがき」より

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貝母の坊や

思ったことを思ったままの形と言葉で書きたい —― そんな気持と合致した、五行歌との出逢いに感謝を込めて。 著者

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春の虹

主人亡き後、長男の理事長を支え、副理事長として協力を惜しまなかった次男の急逝は、病院にとりましても私にとりましても、主人と変らぬ、いいえそれ以上の大変な痛手でございました。しかしこれらの思いをいつまでも引きずっていてはと […]

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大合唱

年末によく演奏されるベートーヴェンの「第九」で、いわゆる「歓喜の歌」の大合唱のことであろうが、去り行く一年を称えることと、新年を迎える喜びが相和するようであり、時間の移行を実感的にとらえさせるスケールの大きな句として感動 […]

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山頭火私記

平成五年、第二回全国山頭火フェスタが熊本市で開かれたとき、実行委員の一人として参加した。以来ほそぼそとだが今も全国山頭火フォーラムとつながっていて、山頭火への未練はいつも胸にある。が、かつてほどの熱狂はない。そもそも私に […]

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