11月, 2016 - 文學の森

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桜人

写生がよく効いた力作である。桜の句はどれも素晴らしかった。矢張り故郷をこよなく愛し、故郷・津山を誇りに思っての日々の生き様がよく表出されている。 塩川雄三

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日日是好日

今生きていることに感謝し、一日もおろそかにせず、真摯に生きることがいかに大切であるか、実践を心がけ努力し続けた結果が正にこの句集のかがやきへとつながったのであろう。 長島衣伊子

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柚の蕾

俳句を始めて約二十年。自然との触れあい、句会や吟行でのほどよい緊張感、良き師・良き友との出会い。俳句は私を元気にさせてくれました。「道標」への投句二回目で古沢太穂先生の選評をいただいた嬉しさ。この句集の題名はその句からと […]

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流灯

今年九十歳を迎えた。平成二十年(八十二歳)からの記録、老境の表現として第六句集を作った。俳誌「ひたち野」に載った六百句の中から晩年の心とくらしに適った二九五句を自選した。自分史としての意義を大切にしたいという思いを形にし […]

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回転木馬

作品の特異性は、手際のよい対象把握と要の利いた表現の妙味に見られたようだ。届けられた句稿に目を通しながら、改めてその感を深くしている。無差別にどの作品を取りあげても、そつのない優等生型の好句集である。今後どんな方向で更に […]

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夏鶯

平成十年、十七年、二十三年に、夫々、句集『月桂樹』『探梅行』『寒の薔薇』を上梓した。これらの句は、何れも俳誌「萬緑」に掲載されたものである。前記二句集は、中村草田男師、成田千空師の選をうけたものである(中略)今回、その後 […]

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暮し掬ひて

生前、夫は私の短歌や俳句を手作りの本にしたいと言い出し、製本関係の書物を読んでは表紙用の紙、印刷用紙等とあれこれ買い集めたりしていたが、その思いを実現出来ぬまま旅立ってしまった。積まれたままの材料を目にするたびに、何とか […]

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雁渡

久枝さんは若々しい句を詠まれて周囲を感嘆させることがあります。俳諧味をこなして、肩肘を張らない作風は万物への思いやりが厚く、あたたかい個性を思わせます。 古賀雪江

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風韻

「冬空を朱く塗り」と続けたところが東一路さんらしい。「朱く塗り」が生への意気込みを感じさせ、作者の前向きの人生態度を思わせる。90歳を越えた今、東一路さんは何に情熱を注ぎ込むのだろう。俳句だと思う。 大串 章

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不思議の国

萩山にとっておもしろくて仕方がない俳句-その集積がここに世に出ることの意義は大きい。もしかして著者には”口語俳句第二の出発”の旗手を期待してよいのかもしれない。 田中 陽

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