2017/09/16 隠岐 出雲吟行の折、鷺浦の浜へ行った。ここは北前船が寄港したところで、今も古い港町の面影を残す建物が残り、軒並み屋号を書いた表札がかかっている。そこで見せてもらった古文書に、作者の家の持ち船が寄港した記録があった。はるかな時間 […] MORE
2017/09/16 主根鑑 もともとわたしの俳句は、地の深さに隠然と、しかししかと湛えられた存在の気に、時を経てたどりゆくものへの想いを強く持っていたように思う。本集を『主根鑑』(おもねかがみ)と名付けたのも、地中まっすぐに伸びてゆく一本の根に託し […] MORE
2017/09/16 旅の雲 句稿の終章で見たこの一句に、拙稿を綴る指先が躍った。これぞ、句集を代表する一句かと感動した。人生は旅、流れゆく雲も常に同じ容ではなく、城は栄枯盛衰の歴史を語る。それ等が今を盛りの桜と、一会の景を明るく染めている。 飯村寿 […] MORE