12月, 2017 - 文學の森

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飛驒ならし

この飛驒高山で、幼き頃より俳句の道にかかずらい七十餘年、今ここに米寿の賀を迎え得たのは望外の喜びである。顧みて、山を詠み、雪に執せし俳句人生であったが、眞實忸怩たるものがある。 「跋」より

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西行櫻

女性法曹界の草分け的存在、「河」「中央俳句会」の重鎮である作者の充実の第五句集

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鳩寿

八十歳から九十歳への十年ということに加えて、二つのご不幸もあり、この句集に収録された孤岩さんの句には「もののあはれ」や「無常観」をもとにされた述懐の句が多いと感じました。その中には珠玉の句も多々あります。 名和未知男

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大祓

五千石さんは写生の眼を確かにするように指導され、森山久代さんはそれをきっちりと受け止めて作句されてきたことが伝わってくる。この力量をもって「運河」に入ってこられたことをしっかりと確認しておきおたい。 茨木和生

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句歴七十年超───大いなる自然、四季折々を感受しながら、ひたすらロマンを追い続けてきた著者の足跡

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竜の玉

この本の著者、小池溢氏は、少年兵として兵役に従事している。あの日から七十余年が経つ。そしてこの度、第一句集『昭和駆けたり』に次いで『竜の玉』の上梓となった。こんなにめでたいことはない。上梓を心から祝福し、多くの人に読んで […]

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青志さんは若い。風貌もさることながら、何より心が若い。先師山口いさをは「清々しい初心」と言ったが、私は「永遠の青春」を思いたい。世の不条理を言い、怒り、嘆きがあっても、その俳句はいつも明るい。 伊藤政美

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鈴鹿嶺

句集名は『鈴鹿嶺』としました。鈴鹿嶺は生まれ故郷の秋の句、<大鷹や今鈴鹿嶺の風捉ふ>から採ったものです。 「あとがき」より

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清黙

この句文集には、日本航空の機長という重責を全うされた三郎さんの魂が込められているに違いない。誰もが経験出来るものではない、特別な人生を醸し出す俳句から、彼の生きてこられた世界が見えてくるのが楽しみである。 稲畑汀子

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影を大事に

この影は分身。陰でも陽でもある影を通して、短日という時限のわずかな影を認識しながら、大事に歩き続ける人生心情は正に作者そのものの姿と思える。 瀬戸美代子(「序」より)

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