新刊情報 - 文學の森 - Page 138

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枇杷

【オリジナル句集】
句集/枇杷
著者/宮本秀峰
判型/四六判上製/カバー装
価格/2600円(税抜き)

潔く過ごす余生に枇杷咲けり

ちょうどこの句集を編むために作品を整理していたころが花の盛りであった。作品と向き合いながら自室の窓から眺めていると、私と共に歩んできた長い年月を思い起こし、懐かしさと同時に改めて元気づけられた。

「あとがき」より
陽子の俳句ノート

【オリジナル句集】
句集/陽子の俳句ノート
著者/平井陽子
判型/四六判上製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)

ふるさとはふるさとのまま白露かな

陽子さんにはふるさとが二つあった。一つは生まれた在所。もう一つは山。若い頃から登山に親しまれていた陽子さん。二〇〇七年、颯爽と寂光俳句会に入会されると、その非凡な才能と登山経験から、たちまち完成された作品を発表していった。下五の「白露かな」が絶妙。深い句である。

火野保子
流灯

【オリジナル句集】
句集/流灯
著者/加来靖生
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

流灯のゆれつつ岸を遠ざかる

生まれた地・広島は、父母や兄と共にあった靖生さんの俳句のルーツでもあります。その広島への思いは強く、広島を詠んだ句に思いの深さが見えることは当然のことです。俳句研鑽は熱心で、自然界、人間界での出会いの尊さ、感謝の気持を、素朴な心、偽りのない言葉で詠んでいることがよく思われます。

古賀雪江
星辰

【ミューズ選書】
句集/星辰
著者/藤木倶子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

うぶすなの風さらさらと星の恋

句集名は、毎晩習慣のように夜空を見ることが多く、心の内に星と語り合うことが多いので『星辰』とした。それぞれの章名「オリオン」「銀漢」「春の星」も、その年の星の句に因んだ。

「あとがき」より
大銀河

【俳句ライブラリー】
句集/大銀河
著者/髙田緑風
判型/四六判並製/カバー装
価格/2095円(税抜き)

大銀河百寿の老いにきらめけり

この度の第二句集は公職も第二の職場も離れての作品ですから第一句集よりも自然と平穏な句が選べたと思っています。句集名を「大銀河」としましたのは、義姉の百歳のお祝いとして<大銀河百寿の老いにきらめけり>の句を贈りました。

「あとがき」より
水仙

【オリジナル句集】
句集/水仙
著者/菅 章江
判型/四六判上製/カバー装
価格/2500円(税抜き)

詠むことは即ち癒し水仙花

菅章江さんの遺してあった俳句を改めてつぶさに読ませて頂いて、約三百句をこの遺句集『水仙』に収めた。この選句をしている時でも菅章江さんの俳句が秘めている知的な把握と非凡な描写、これらに感銘したことを明記しておきたい。

大牧 広