新刊情報 – ページ 2

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貝母の坊や

【その他】
句集/貝母の坊や
著者/畑中和恵
判型/四六判並製/カバー装
価格/1852円(税抜き)

五行歌との出逢いに感謝を込めて

思ったことを思ったままの形と言葉で書きたい —― そんな気持と合致した、五行歌との出逢いに感謝を込めて。

著者
春の虹

【オリジナル句集】
句集/春の虹
著者/名取袿子
判型/四六判上製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)

逝きし父子を偲ぶ窓辺や春の虹

主人亡き後、長男の理事長を支え、副理事長として協力を惜しまなかった次男の急逝は、病院にとりましても私にとりましても、主人と変らぬ、いいえそれ以上の大変な痛手でございました。しかしこれらの思いをいつまでも引きずっていてはと心機一転、第二句集を上梓する決心を固めました。

「あとがき」より
大合唱

【オリジナル句集】
句集/大合唱
著者/岩瀬江美子
判型/四六判並製/カバー装
価格/2500円(税抜き)

行く年を大合唱の響きとす

年末によく演奏されるベートーヴェンの「第九」で、いわゆる「歓喜の歌」の大合唱のことであろうが、去り行く一年を称えることと、新年を迎える喜びが相和するようであり、時間の移行を実感的にとらえさせるスケールの大きな句として感動させられた。

森岡正作
山頭火私記

【その他】
句集/山頭火私記
著者/星永文夫
判型/菊判上製/カバー装
価格/2800円(税抜き)

いつも乾いた霧があってその人が見えない。

平成五年、第二回全国山頭火フェスタが熊本市で開かれたとき、実行委員の一人として参加した。以来ほそぼそとだが今も全国山頭火フォーラムとつながっていて、山頭火への未練はいつも胸にある。が、かつてほどの熱狂はない。そもそも私にとっての山頭火は何だったのだろうか。

「あとがき」より
吾亦紅

【オリジナル句集】
句集/吾亦紅
著者/竹中眉蓉
判型/菊判上製/布装
価格/私家版円(税抜き)

幾歳月越え来し野辺の吾亦紅

京都伏見深草の老舗料理店の大女将、今は多く若女将に譲っておられるようだが、箸置きの敷紙に俳句をちらす女将である。一歩身をひくようなこなしぶりはたしなみであり、句集名の『吾亦紅』はまさしく本音であろう。そんな思いのもとで生涯の俳句を纏められることを大いに祝福したい。

豊田都峰
白鳥の歌

【オリジナル句集】
句集/白鳥の歌
著者/田代素人
判型/四六判上製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)

しらとりの歌はあくがれ天の奥

森澄雄の教えを受け二十年、絶筆を含む渾身の第二句集。標題は『白鳥の歌』とした。シューベルトの他界直前の歌曲集の名に倣ったものである。この集名も含みが多いが、力強さの中に優しさと悲しさの貫流が好ましい。

「あとがき」より