新刊情報 – ページ 28

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妻

【オリジナル句集】
句集/妻
著者/名和未知男
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

永訣のその朝咲きぬほととぎす

令和三年九月二十七日、妻が亡くなりました。六十二年八か月も共に暮らしながら、感謝の言葉も別れの言葉も告げることが出来なかったことが、私の心の重荷になっています。そのことを踏まえこの第五句集のタイトルを『妻』とすることにしました。

(「あとがき」より)
保健室登校

【オリジナル句集】
句集/保健室登校
著者/福本啓介
判型/四六判並製/カバー装
価格/1800円(税抜き)

四月来る長欠の子の机にも

高校の教員になってから数多くの生徒たちに出会ってきたが、定時制高校の生徒たちは、ひと味もふた味も違っていた。十代半ばだというのに、多くの生徒たちは、生きることに疲れ、傷付いていた。それでも前を向こうとしていた。不登校経験のある生徒はもちろん、志半ばで退学した生徒は数知れず……。この句集の句の多くは、彼ら彼女らとのやり取りの中から生まれたものだ。

(「あとがき」より)
夢幻座

【オリジナル句集】
句集/夢幻座
著者/星永文夫
判型/変形判上製
価格/2700円(税抜き)

生きべたで、さびしがりやで、いわし雲

『夢幻座』は、夢まぼろしのごとき己の〈人生〉を、演じて(映して)観客に見せる己の舞台で、演者がそこで「是非精華を一つ咲かせてやるぞ」と心に叫ぶ、正念場でもある。

(「あとがき」より)
愛惜

【ベストセラーシリーズ】
句集/愛惜
著者/山中葛子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2500円(税抜き)

愛惜を荷造りせよと虫そぞろ

人も大自然の一つであることに気づかされつつ。いよいよ未知なる時間を受け止めていく中で、私の一句へ向かう願いと言いましょうか、祈りと言いましょうか、俳句詩形への謎と魅力はいっそう深まりゆくばかりでした。

(「あとがき」より)
猫

【オリジナル句集】
句集/猫
著者/永田加代子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

春うらら猫開けし窓風通る

句集『猫』は題名の通り猫の句が多く二十前後ある。加代子さんの楽しいとき、淋しいとき、苦しいときなどの猫との暮らしぶりや、猫への情の深さが感じられることである。

古田紀一
銀竜草

【オリジナル句集】
句集/銀竜草
著者/田中かつ子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

信濃路の木漏れ日やさし銀竜草

句集の題「銀竜草」は、軽井沢の峰の茶屋から白糸の滝を経て、軽井沢の街に到達する遊歩道で、偶然発見した時の感動を詠んだ 信濃路の木漏れ日やさし銀竜草 からとりました。