新刊情報 – ページ 32

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目からウロコ ー「ちわきの俳句の部屋」から

【その他】
句集/目からウロコ ー「ちわきの俳句の部屋」から
著者/兼久ちわき
判型/四六判並製/カバー装
価格/1800円(税抜き)

句歴35年、「馬酔木」同人の著者による、読んでほっこり、いつしか共感、やさしい季節の俳句エッセイです。

一念発起で始めたインターネットのブログも、気付けば2000回を超えて五年目に突入。晴れの日、雨の日、嬉しい日、悲しい日、そこにはいつも俳句が寄り添ってくれました。

城見台

【オリジナル句集】
句集/城見台
著者/高部瑛子
判型/四六判並製/カバー装
価格/2000円(税抜き)

どこからも城見ゆる坂桃の花

高部さんの家を出て、南を眺めると姫路城の全容を遠望することが出来ます。この城見台という響きの良い言葉を噛みしめていて、高部さんの句集名には、これが一番だと思いました。

小坂文之
カンブリア紀

【オリジナル句集】
句集/カンブリア紀
著者/瀬戸幹三
判型/四六判並製/カバー装
価格/2300円(税抜き)

枝豆をぽぽんぽぽんと食うてゆく

俳句に出会ったことで、自分の中のさまざまなものが開いていきました。知らなかったことさえ知らなかったこともたくさんありました。子どもの時から見ていたこと、聞いていたこと、食べてきたものと自分との関係を解らないままで終わるところでした。危ない、危ない。

(「あとがき」より)
品川囃子

【オリジナル句集】
句集/品川囃子
著者/溝部いさを
判型/四六判上製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)

品川囃子古式合図に山車の発つ

いさをさんは年を重ねられても、人生を飽きずに前向きに直視され、その視野の広さと穏やかさは、常に周りの者たちを安心させてくださいました。指導を受けた生徒たちには、優しく厳しく、記憶に残る先生であったろうと思います。そして、最後は「雪解」の仲間にも大きな足跡を残してくださいました。

古賀雪江(「序」より)
砂時計

【ミューズ選書】
句集/砂時計
著者/江見悦子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

梅雨深しサウナに銀の砂時計

内も外もたっぷりと湿気を含んだ深々とした世界に、砂がさらさらと落ちていく時間が、何より大切なものとして思い出されます。

(「あとがき」より)
水を打つ

【オリジナル句集】
句集/水を打つ
著者/熊埜御堂義昭
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

悲しみの夏がまた来る天主堂
医に捧ぐ心変はらず去年今年

何か命の尊さが、重く伝わってくるが、それが決しておどろおどろしくなく、やはり職業柄命を身近に感じておられる心が読者にも伝わってくる。

稲畑廣太郎