【オリジナル句集】
句集/英彦山
著者/今村尚敏
判型/四六判並製/カバー装
価格/2250円(税抜き)
英彦山の全山紅葉浄土なり
最短小の俳句に魅せられてもう三十年余りになります。長く続けてこられたのは、十七音の魅力でしょうか。また、季語の奥深さのゆえでしょうか。 ある場面の瞬間を切り取り、表現するという俳句形式が合っていたからかもしれません。
【その他】
句集/バタ付きパン
著者/田川ひろ子
判型/四六判並製/カバー装
価格/2200円(税抜き)
わたくしを鎮めるやうに兎撫づ
まるで不思議の国のアリスのような人だった。少女がそのまま大きくなったみたいな、真っ直ぐな眼に見詰められるとなんとなくたじろいでしまう。淋しがりやで非常にデリケート。人間としての不安感というか、アリスのような未知への不安感がいつもつきまとう。
【オリジナル句集】
句集/石の一滴
著者/北村眞貴子
判型/四六判並製/カバー装
価格/2000円(税抜き)
立秋の石の一滴石の渦
石の一滴は集まって川の流れとなり、やがて大河となり渦を成し、果ては悠久の大海へ消えてゆく。そこに人の一生を見る思いがした。
【オリジナル句集】
句集/百灯
著者/安宅智子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
冬休み百灯のごと娘の居りぬ
安宅智子さんは、自分の人生を「俳句を通して楽しく見つめる」という習慣を身に着けている。俳句が寄り添った人生を歩む人は、自分を俳句によって癒すだけでなく、俳句活動を通して周りのひとも癒す。
【オリジナル句集】
句集/青田
著者/白土昌夫
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
生き方を問はれて眺む青田かな
目の前の青田を前にして、現実的な農業のゆくて、これからの対応を問われたのかもしれない。その問いに、白土昌夫氏はただ誠実に、ありのままを答えている。そういう一景と考えてもよいと思っている。『青田』には、そうした地に足がしっかり着いた誠実な作品が多い。
【オリジナル句集】
句集/喰ふ喰ふ喰ふ
著者/牛村蘇山
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
喰ふ喰ふ喰ふ空空空や小春風
「喰ふ喰ふ喰ふ」は人間のみならず、生きとし生けるものはまず「食べなくては生きてゆけない」(後記)という信念が籠った措辞で、「空空空」は色即是空の空である。「喰ふ」「空」は同音で繋がり、広大で深慮な世界を詠んで、俳句という短詩型の醍醐味を示す句である。



