新刊情報 - 文學の森 - Page 101

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台東

【俳句ライブラリー】
句集/台東
著者/岡村 薫
判型/四六判並製/カバー装
価格/2095円(税抜き)

江戸風鈴昔ここらは下屋敷

嫁がれてからの生活の中で自然と呟きのように生まれたに違いない。何よりも、家具商の家を預かる身として、ひたすらに歩まれて来た息吹を全編に感じる。そういう営みの中で、俳句が岡村薫さんの人生の上で大きな力となって行ったことは確かである。

山﨑十生
春一番

【オリジナル句集】
句集/春一番
著者/髙橋和子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

春一番夜どほし玻璃戸鳴りゐたり

第一句集『初花』に次ぐ第二句集。内容を見ると内外を問わず、旅を続けている。その度に俳句作品を残している。また「翌桧」の行事以外に、多くの俳句大会に投句し、受賞している。常に積極的で好結果を出している。この度の第二句集は当然のことと思う。

中川須美子
河鹿

【オリジナル句集】
句集/河鹿
著者/淵脇 護
判型/四六判並製/カバー装
価格/2500円(税抜き)

一匹が鳴き火のごとき河鹿川

二十三際のとき角川源義先生の「河」に身を投じてから、照子・春樹の両先生に師事して五十五年になる。近く傘寿を迎えるに当たって、この句集を一つの区切りとしたい。

「あとがき」より
寒椿

【オリジナル句集】
句集/寒椿
著者/松永唯道
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

凛として奈落の底の寒椿

命を得てこの世の大地を踏んだとき、一冊の本を残すことを決意しました。それは、私の俳句人生の師であった山田弘子氏に関する俳論と、今回の死線を乗り越えた前後の私の俳句作品をまとめたいと思ったからです。

(「あとがき」より)
未踏の雪

【オリジナル句集】
句集/未踏の雪
著者/松苗秀隆
判型/四六判並製/カバー装
価格/2500円(税抜き)

雲に乗るごとく未踏の雪の上

比喩の句である。松苗さんはあまり比喩の句を作らない。ただ取合せの句に秀作が多く、比喩以上の効果を発揮している。そんな中で、この句は正にこの句集の画竜点睛的存在の一句となっている。「未踏の雪」すなわち、これから向かうであろう道程は不確かである。しかし、それを確かなものにするには、ひたすら前に進むより方法はない。松苗さんの真価が問われるのは、これからと言っても過言ではあるまい。

高﨑公久
放課後

【平成俳人群像】
句集/放課後
著者/田邊博充
判型/菊判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

かかる夜は木葉木菟守る国東塔

大分県には耶馬渓、由布岳、鶴見岳など俳句に関わる人々を魅了する自然が豊富で句材の宝庫であるが、産土の土や水を愛し、その時空を心身込めて受け止めながら俳句に向き合っているのがうれしい。

能村研三(「序」より)