
【オリジナル句集】
句集/竜の玉
著者/小池 溢
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)
戦はず治む名君諸葛菜
この本の著者、小池溢氏は、少年兵として兵役に従事している。あの日から七十余年が経つ。そしてこの度、第一句集『昭和駆けたり』に次いで『竜の玉』の上梓となった。こんなにめでたいことはない。上梓を心から祝福し、多くの人に読んで頂きたいと願うものである。

【オリジナル句集】
句集/青
著者/田中青志
判型/四六判上製/カバー装
価格/2315円(税抜き)
林檎手で割る少年にある未来
青志さんは若い。風貌もさることながら、何より心が若い。先師山口いさをは「清々しい初心」と言ったが、私は「永遠の青春」を思いたい。世の不条理を言い、怒り、嘆きがあっても、その俳句はいつも明るい。

【オリジナル句集】
句集/鈴鹿嶺
著者/重田穂波
判型/四六判上製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)
大鷹や今鈴鹿嶺の風捉ふ
句集名は『鈴鹿嶺』としました。鈴鹿嶺は生まれ故郷の秋の句、<大鷹や今鈴鹿嶺の風捉ふ>から採ったものです。

【オリジナル句集】
句集/清黙
著者/金子三郎
判型/四六判上製/カバー装
価格/2000円(税抜き)
声掛ける愛機の翼朝の露
この句文集には、日本航空の機長という重責を全うされた三郎さんの魂が込められているに違いない。誰もが経験出来るものではない、特別な人生を醸し出す俳句から、彼の生きてこられた世界が見えてくるのが楽しみである。

【俳句ライブラリー】
句集/影を大事に
著者/髙橋俊彦
判型/四六判並製/カバー装
価格/2095円(税抜き)
短日の影を大事に歩きけり
この影は分身。陰でも陽でもある影を通して、短日という時限のわずかな影を認識しながら、大事に歩き続ける人生心情は正に作者そのものの姿と思える。

【俳句作家選集】
句集/農詩人
著者/尾堤輝義
判型/四六判上製/カバー装
価格/2571円(税抜き)
鉛筆を鎌で削って農詩人
「鉛筆を鎌で削る」とは言い得ているのではあるまいか。土と生きる生活からの把握は、するどく繊細である。