新刊情報 – ページ 197

  • HOME
  • 新刊情報 – ページ 197
haikainokuni@

【オリジナル句集】
句集/haikainokuni@
著者/中西ひろ美
判型/四六判並製/カバー装
価格/2200円(税抜き)

俳諧は読むものではなく、 たぶん、 するものである。

ひろ美
天佑

【俳句作家選集】
句集/天佑
著者/有田蟻太
判型/四六判上製/カバー装
価格/2571円(税抜き)

春夕焼裸像眩しき恋岬

有田さんは元々旅吟育ちであるから、戦後もスペイン、旅順やビルマ等へも訪れられ旅吟を残されている。日本国内の旅は全国余す所なく行かれ、成果として秀句を沢山残されている。それをこの一集を味わい読まれて、掬い取って頂かれれば幸甚である。

泉田秋硯(「序」より)
残月

【オリジナル句集】
句集/残月
著者/鈴木巴郷
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

寒稽古終へて痛さの床素足

お互いに過酷な戦争体験をもつ青少年の時代であった。生きて今日のあることに感謝せねばと思う。俳句という共通の文学を介して不思議なご縁を大切にしたい。

早川翠楓(「序」より)
流水

【オリジナル句集】
句集/流水
著者/大西恒生
判型/四六判並製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)

過ぎし日を流して迅し秋の水

われわれの日々の生活とは、言ってみれば小さな“悔い”の積み重ねであろう。 それがきれいに洗い流され、また日々新たに迎えることができるのであれば、どんなにか爽やかであろうか。 しかしそれはなかなかに叶わぬことである。せめて後悔することを少しでも減らすことができれば…。

言霊の幸

【オリジナル句集】
句集/言霊の幸
著者/本城布沙女
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

金泥にもの書く遊び月今宵

私の宗教観の基となる「神道」の言霊の幸にあやかり、古来の言語の優雅を音曲に、舞に、俳句にと、心の拠り所を見ほとりにした生活を通じて、句集名を「言霊の幸」と題しました。句作三十四年間の善言を取り上げ神仏への感謝の表白といたしました。

(「あとがき」より)
風見鶏

【オリジナル句集】
句集/風見鶏
著者/村杉踏青
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

青蔦のまだ届かざる風見鶏

診察室から生まれた秀句はあげればきりがない。医師で俳人は珍しくないが、毎日の仕事の中から、つぶやきのように心を打つ句を詠む俳人は珍しい。打坐即刻、ひらめけば即座に一句にする写生の精神がよく見についているのだ。写生の精神は、医業の句に限らない。あらゆるものが心に響けばすぐに一句になる。

辻 桃子