新刊情報 - 文學の森 - Page 130

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絹の韻き

【オリジナル句集】
句集/絹の韻き
著者/池田琴線女
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

爪弾きの指先熱し雁の夜

人の世には「縁」ということがあると最近つくづく思います。私が俳句を始めるようになったことも一つのご縁であったように思います。子供の頃から「国語」が嫌いであった私が義父や子供の俳句の影響で一寸覗いた心算のこの道、もう半世紀に近くなりました。

「あとがき」より
貝の化石

【オリジナル句集】
句集/貝の化石
著者/西池みどり
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

小春日が暴くジュラ紀の不整合

天地や、小さな花や虫たちの発するシグナルに耳を澄ませていたい。言葉の持つ不思議な力を信じながら。

著者
生地

【オリジナル句集】
句集/生地
著者/川合憲子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

深秋の生地に風を聞く日かな

私はこの地に生を受け、育てられ、今年古希を迎えました。今までに出会うことの出来た人たちに感謝し、今あることを幸せに思います。

「あとがき」より
米寿

【平成俳人叢書】
句集/米寿
著者/井出正仁
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

枝垂桜天蓋にして夢いまだ

教職四十年。その後約三十年。その間の最大の願いは自閉症者の学校法制化である。現在まだ実現していない。生きている中に実現したいものである。

(著者自解)
落し水

【その他】
句集/落し水
著者/萩原昇風
判型/四六判並製/カバー装
価格/2250円(税抜き)

役割を果たして晴れて落し水

昇風さんは、六十代の坂をのぼりつめる段階で俳句にめぐりあった。平成二十八年に古希になるのを記念し、句文集を出すことになる。『落し水』とは落合水尾にかなう句集名である。この句を見ても、叙情には気負うばかりではない、品のよさ、やわらかさを感じる。

落合水尾
私の俳句入門

【その他】
句集/私の俳句入門
著者/国光六三四
判型/四六判並製/カバー装
価格/1000円(税抜き)

古今の名句鑑賞

芭蕉・蕪村・一茶・から子規・虚子まで、近年では山田弘子の名句の鑑賞を通して、読者とともに俳句の本質を探る。芭蕉の紀行文を、他の登場人物の目でやさしく伝える新ジャンル「俳諧小説」を併せて収録。