新刊情報 - 文學の森 - Page 81

  • HOME
  • 新刊情報 - 文學の森 - Page 81
現代俳壇往来

【その他】
句集/現代俳壇往来
著者/中田水光
判型/四六判並製/カバー装
価格/2000円(税抜き)

現代の俳句への考察

平成十七年の俳誌「雅楽谷」の発行時より「巻頭言」として、句会に出ていただいた方々の作品を発表するに際し、その都度、確かめて欲しいこと、心にとどめておいて欲しいと思った事どもを書いたものをまとめたものである。

「あとがき」より
喜悦

【オリジナル句集】
句集/喜悦
著者/竹内悦子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

神鶏の暁の一ㇳ声悦の春

岡井省二先生の著書に「自由自在、融通無礙、遊戯三昧に生きる、表現する、俳句する。そこに法悦と歓喜の境位を体感する、からだそのものとする。その辺に俳句の醍醐味はあろうか」と記されている。この「法悦と歓喜」、そして、お祝いに頂いた色紙から句集名を『喜悦』とした。

「あとがき」より
補陀落

【オリジナル句集】
句集/補陀落
著者/山本則男
判型/四六判上製/カバー装
価格/2800円(税抜き)

巣藁ひく雀や吾子の十回忌

俳人に「男時」があるとすると、山本則男は今まさにその絶頂にいる。「白桃」伊藤通明に鍛えられた慥かな骨骼に、「銀化」の俳諧の風が加わり、更に融通無礙に飛翔する。その賜物として全国規模の大会の賞を軒並掌中にしている。句集名ともなった『補陀落』だが、集中に何句か補陀落の句を見る。これは逆縁で先に逝った子に対する鎮魂帰神の顕れであろう。

中原道夫
交響曲豊饒作品3

【オリジナル句集】
句集/交響曲豊饒作品3
著者/馬場吉彦
判型/四六判並製/カバー装
価格/3000円(税抜き)

枯峠越えて嫁ぎし姉見舞ふ

「天為」に加入させていただいて二〇年になる。これを機会に「天為」掲載句をもって第三句集を出版することにした。二〇年、二四〇ヶ月、一ヶ月五句だから、総計一二〇〇句からなる。発表順による完全な編年体である。

「あとがき」より
俗神(ぞろぞろ)

【オリジナル句集】
句集/俗神(ぞろぞろ)
著者/星永文夫
判型/変形判上製
価格/2800円(税抜き)

蛸壺に眠る晩年の逃避行

今回の句集のタイトル『俗神(ぞろぞろ)』に触れて思うのは、現在の仏教や神道以前にあった自然神、つまり、山川草木鳥獣虫魚にも宿るとされた古代の神々、いわゆる八百万の神々への憧憬がひそんでいる。とは言え懐古的・古代回帰的といった単なる復古思想ではない。

本多寿「序」より
種子

【オリジナル句集】
句集/種子
著者/森 潮
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

我もまた一つの闇か胡桃の実

父は「お前は芭蕉を知らないから、駄目なんだ」と言った。私は笑いを堪えて、「芭蕉なんか知らなくてもりっぱな人間はいます」と口応えをしたのだったが、何日か眠られぬ夜が続いたある日、父の処女句集『雪櫟』を読んだのがいけなかった。素直に感動してしまったのだ。そして母の残念な死を思えば、父の仕事を続けさせることが、私の使命のように思えたのである。

「あとがき」より