新刊情報 – ページ 3

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なづな粥

【オリジナル句集】
句集/なづな粥
著者/近藤陽子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

ゆるやかに山脈ながれなづな粥

平野の広がりも見えてくる山脈のありようである。穏やかで平和な、ゆったりとした風景の中に、ゆとりのある生活が営まれ、それが七種の日。一句のなつかしい情趣が、魅力的な句になっている。

鍵和田秞子
考察Ⅰ

【その他】
句集/考察Ⅰ
著者/中島 進
判型/四六判並製・カバー装
価格/1364円(税抜き)

言葉はどこから浮かんでくるのだろうか

哲学探究のひとつとして、「己の現象学」という方法があります。この『考察Ⅰ』は、日本語を生まれながらに身に付けた言語としている、ひとりの人間の「己の現象学」です。目的は、まず己自身を救うこと。次に、同じ時代状況で苦闘している方々を励ますことです。目的が、達成されることを願うばかりです。

「あとがき」より
報恩

【オリジナル句集】
句集/報恩
著者/北條多佳子
判型/四六判上製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)

親鸞忌山に遊べば山の声

作品の底流、否、その紙背を貫くものに、幼少の砌より親炙の稽古事、茶の湯の精神によって培われた世界に見る多佳子さんの居住まい為人を容易に与する。と同時に、一集には本然の性が悠揚として脈搏っている。

島村正「序」より
一途なる蟻

【オリジナル句集】
句集/一途なる蟻
著者/飛田キミ子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

吾のごとき一途なる蟻じつと見る

この蟻の句は群れを離れ「己」の進む道を、ただひたすら歩いている蟻がクローズアップされて見えてくる。キミ子さんの、これから進む道はどんな道であろうか。絶望の道か、光り輝く栄光の道か。いずれにしても、この蟻のように邁進して行くであろう。私は、今後キミ子俳句がどのように、進化してゆくか目が離せなくなった。楽しみと同時に、期待が尽きないのである。

高﨑公久
をりをり/走馬灯

【オリジナル句集】
句集/をりをり/走馬灯
著者/瀧澤 博/瀧澤 幸
判型/四六判並製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)

見はるかす関東平野麦の秋
二人して尽きるまで行く花の道

『をりをり』博様は辺幅を飾らぬ人柄で技巧をこらさず簡潔さと潔さに過去の次元の高い人生をうかがえるのである。
『走馬灯』何事も博様をたてて良き伴侶として過ごされた、ゆるぎない二人の歴史が俳句にほのぼのと詠まれている。

吉田節子
さくら隠し

【オリジナル句集】
句集/さくら隠し
著者/近藤稲水
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

晩酌を日本酒に替へ冬に入る

さすがに、酒造店を経営していただけに冬ともなれば、自ずと日本酒に切り替えるのであろう。寒さの厳しい秩父谷の暮しを物語っている。九十五歳を越え矍鑠と俳句を作り続けて行く上に日本酒は欠かせないのかも知れない。

山﨑十生