新刊情報 – ページ 167

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氷室の桜

【オリジナル句集】
句集/氷室の桜
著者/乕谷芳子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

虚空より枝垂れ氷室の桜かな

どれをとって見ても、これが七十二歳で俳句を始めた人の作品だと思う人は一人もいないだろう。それほどまでにめりはりの付いた暮しをして、その暮しの中で句を詠んでいるから、一句一句が強く立っているのである。

茨木和生(「序」より)
蓮は実に

【オリジナル句集】
句集/蓮は実に
著者/福田優子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

十八歳で飛んでここまで蓮は実に

幼い頃から引っ越しが多く、十八歳で故郷岡山を飛び出してからも京都、大阪、三重、その中でも四日市、久居(現津市)と移り住み、現在は熊野の一隅にある御浜町で暮らしている私のこれまでを表している一句です。また蓮の実は大賀ハスの例にあるように二千年の時を経て花開く力を持っています。私の心の中にも永く俳句の花が咲きますよう願ってのことです。

(「あとがき」より)
百日紅

【女性俳人精華】
句集/百日紅
著者/江原正子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2476円(税抜き)

畦みちに出てふりかへる百日紅

江原家の庭の一隅には、八方に枝を伸ばした、古木の百日紅の一樹がある。どこから見ても見あきのしない赤い花を永く咲かせている。ご夫婦で農作業に出かける時いつも心に納めた花であろう。何回となく対話を尽した花であろう。情熱的な正子さんの心の花、百日紅。

落合水尾
道灌の空

【オリジナル句集】
句集/道灌の空
著者/末益手瑠緒
判型/四六判並製/カバー装
価格/2476円(税抜き)

道灌の空を統べをる夏欅

東京の下町に生れ、今、武蔵野の一隅に住む地が、日本が、そしてこの地球が、太田道灌の生きて治めた、室町時代の、汚れなく、澄んだ山水の武蔵の国のごとくあってほしいとの思いから、句集名を『道灌の空』とした。

(「あとがき」より)
赤道を止めて

【オリジナル句集】
句集/赤道を止めて
著者/北野元生
判型/四六判並製/カバー装
価格/2857円(税抜き)

赤道を止めて追い越せ間に合わぬ

人ニ畸ニシテ―― 北野元生は不思議な人である。元生の俳句形式との距離、この不思議な様相は、時流に迎合することはない。

大井恒行(「跋」より)
舞

【オリジナル句集】
句集/舞
著者/三戸京子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

夢といふ字を大空に初詣

京子さんは夢に向って歩いている人。またそれを継続し成しとげている人であると。詩舞・書道・茶道は三十五年前からずっとつづけられている。そしてはじめられた俳句は十九年前から、「夏爐」へは入会以来欠詠なく投稿され現在に至っておられる。なにごとにも真摯で真直なこころが、作品の上達を早め、『舞』の出版のはこびとなったことである。

古田紀一