新刊情報 – ページ 192

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岐路

【俳句作家選集】
句集/岐路
著者/西野たけし
判型/四六判上製/カバー装
価格/2571円(税抜き)

岐路あまた花野にありて愉しけれ

この作品の「愉しけれ」という言葉に、私は氏の余裕を感じる。それは氏に限らず、氏と同年齢辺りのものの意識かもしれない。「岐路」に出会ったらそれをたのしめばいいのだ。そして気ままに心の向くままに進めば決して間違いあるまい。俳句もまた岐路に立った時には、心から湧いてくるものを信じて判断をしてもらいたい。そのように考えると、なんとなく勇気が湧いてくるように思えるではないか。

今瀬剛一(「序」より)
今年竹

【イカロス選書】
句集/今年竹
著者/増田斗志
判型/四六判上製/カバー装
価格/2667円(税抜き)

今年竹触れ合ふことを覚えたり

句集を編むに至ったのは、今年二月にダイヤモンド婚とも言われている結婚六十周年を迎え、その自祝の意に依るものであった。これからも、今まで見えなかったものを探りながら更なるものを手掛けてみたい。

(「あとがき」より)
万の鈴

【俳句ライブラリー】
句集/万の鈴
著者/福士美和
判型/四六判並製/カバー装
価格/2095円(税抜き)

をの子生れ馬酔木は万の鈴揺らす

津軽の豊かな自然の四季折々に私の身辺を写生して書き溜めたものであり、素直でわかりやすい句をと心がけてまいりました。句集名は孫の誕生の折に詠んだ句からとりましたが、青森を代表する佞武多まつりの跳人の鈴にも通じるかとも思ったものです。

(「あとがき」より)
三餘

【オリジナル句集】
句集/三餘
著者/脇村禎徳
判型/四六判上製・函入り
価格/2,667円円(税抜き)

『三餘』とは、すなわち冬(年の余)と夜(日の余)と陰雨(時の余)を謂う。 私の俳句もまたその暇にあって、大きな時空のうちに束の間在る命の「今」を言いとめるべく日々努めた証しである。 (「あとがき」より)
神の水

【オリジナル句集】
句集/神の水
著者/増田直子
判型/四六判上製・カバー装
価格/2,476円円(税抜き)

蓮ひらく音して神の水明り

五、七、五の魔物のような 世界に取り付かれて、 幾多の壁にぶつかりながら、 それを人生のステップにして たのしみ、 生きがいとなりました。 (「あとがき」より)
花衣

【オリジナル句集】
句集/花衣
著者/山田緋咲子
判型/菊判上製・カバー装
価格/私家版円(税抜き)

この句集の発行は 「亡き主人への感謝の気持と、 喜寿を人生の区切りとしたい」 という熱い思いに 依るものである。 製本は三十五部限定とし、 哀歓を共に出来る友人と 身内のみと、誠に潔い。 大中誉子(「序」より)