新刊情報 – ページ 10

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草の花

【オリジナル句集】
句集/草の花
著者/粉川伊賀
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円円(税抜き)

いつもの野いつもの道の草の花

軽井沢に山荘を持つ伊賀さん。うらやましい。そこは俳小屋。俳句関連のものであふれている。月に一回くらい、一週間ほど久喜を離れて遊んで(管理して)くる。風鳥庵は奥さんや子どもさん、お孫さんとの再会の場であると共に、俳句創作の場である。観照一気の句も、一日十句の句も、その場で作られる。『草の花』とは、伊賀さんらしい句集名でもある。

落合水尾「序」より
老春

【令和俳人叢書】
句集/老春
著者/松岡耕作
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

老体もスキップしてみる春の道

第一句集『転がる桃』を刊行してから、あっという間に十八年の月日が流れた。目下卒寿を前に、句集名のとおり「老体」をいかに楽しむか、思い巡らしているこの頃である。

「あとがき」より
花堤

【オリジナル句集】
句集/花堤
著者/青山光世
判型/四六判上製/カバー装
価格/私家版円(税抜き)

母の歩に合はせて歩く花堤

初期から見てきて感じることは、俳句の形の美しさであり、リズムの良さであり、これが格調の高い俳句として揺るぎない評価を得ている。この表現を成すことができるのは、確かな観察力、洞察力を持ち合わせておられるに他ならない。

山本比呂也「序」より
水の国

【オリジナル句集】
句集/水の国
著者/横山泠子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

雪富士の空は水色水の国

日本の豊かな水は四季折々の気候変化と呼応し、様々な自然現象を生み出してきた。そのおかげで、日本固有の絵画や詩歌も生み出された。俳句もその一つである。豊かな水の恩恵をこうむっている吾が『水の国』にささやかな感謝をこめた。

「あとがき」より
青白き真珠の過去

【ベストセラーシリーズ】
句集/青白き真珠の過去
著者/齊藤榮子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2500円(税抜き)

青白き真珠の過去や久女忌

賞へ果敢に挑まれた原動力は、榮子さんのご両親がともに俳句をなさっていたことにあるという。親が子に遺す財産とは何かということを考えさせられるこの一集は、大きな夢と希望をふくらませ、私たちに多くの気づきを与えてくれることだろう。

長島衣伊子「序」より
青い翼

【令和俳人叢書】
句集/青い翼
著者/石井洋子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

大鷲や鋼の翼風を切る

「同行二人」。二人で五十年以上歩んできた。妻は理系で、私は文系。二人とも旅行が好きで、数えきれないほどの旅をした。『青い翼』を読むことは、私の歩んできた道を振り返ることでもあった。

石井いさを「序」より