新刊情報 – ページ 12

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覆ふ和紙

【オリジナル句集】
句集/覆ふ和紙
著者/月城花風
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

顔覆ふ和紙に染みたる雛の呼気

自由に俳句を楽しんでいる作者の心を雛に託して詠んだ句として受け止める。作者の息は薄い和紙を通して、とにかく生きている吐息だ。

「圓」主宰 祢宜田潤市
明易

【オリジナル句集】
句集/明易
著者/安原 葉
判型/四六判上製/カバー装
価格/2800円(税抜き)

子規語り虚子を語りて明易し

「明易」は、一九五四年七月、千葉県鹿野山神野寺の夏稽古会で、初めて虚子先生に出会った折に詠まれた多くの句の一句、<明易や花鳥諷詠南無阿弥陀 虚子>の季題であり、以後、この句が自身の人生の進むべき方向を示す一語にもなっているからである。

(「あとがき」より)
秋楡

【オリジナル句集】
句集/秋楡
著者/石関洋子
判型/四六判上製・函入り
価格/2800円(税抜き)

楡黄葉そよぐ風来て己を修す

石関家の中庭に、樹齢百三十年の大きな秋楡が枝葉を広げています。朝人先生は石関家で開かれる句会「火朝会」のみならず散歩の途次にもしばしば立ち寄られ、この秋楡を愛でられたとのことです。晩秋の澄んだ風に黄色くなった楡の葉が優しい音を奏でています。その音は朝人師が好んだ楽の音かも知れません。

笠原 秀
星空の椎の木谷

【オリジナル句集】
句集/星空の椎の木谷
著者/木原昭芳
判型/四六判並製/カバー装
価格/2500円(税抜き)

星空の椎の木谷や福は内

佐賀の山暮らしも七十七歳を越えることができた。私は、今にも消えて行きそうな暮らしを俳句に留めておきたい。いつまでも魅力ある田舎暮らしができる日本国であってほしい。そんな国にしたい。

(「あとがき」より)
不動剣

【オリジナル句集】
句集/不動剣
著者/松永浮堂
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

不動剣千年灼けて立つ如し

俳句は一つの信じられる表現の道です。一天を突く不動剣のように真っすぐに俳句の道に精進してゆくという決意を込めて、句集名を『不動剣』としました。不動明王のように力強く俳句の道を進みたいと思います。

(「あとがき」より)
鶴のこゑ

【オリジナル句集】
句集/鶴のこゑ
著者/蟻塚尚孝
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

窯変の赤き涙や鶴のこゑ

本句集は生前、本人が選句した三七五句を遺句集としてまとめたものである。遺品を整理していたら、原稿用紙に書かれた句がまとめられてあるのを発見した。まさにそれを上梓してほしいと言うかのように、私には思えたのである。

蟻塚章江