新刊情報 - 文學の森 - Page 8

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雲の峰

【オリジナル句集】
句集/雲の峰
著者/秋山寛
判型/四六判上製/カバー装
価格/2600円(税抜き)

赤き屋根青き屋根超え柳絮飛ぶ

近年、田園地帯や郊外の山裾などに新しい住宅地が増えてきた。屋根の色もさまざまで、赤い屋根の家が一軒建っていたり、青い屋根の家が十軒ほど並んでいたりする。そうした家並の上を柳絮がきらきら光りながら飛んで行く。色彩感豊かな句である。

大串章「序にかえて」より
実万両

【ベストセラーシリーズ】
句集/実万両
著者/水村幸雄
判型/四六判上製/カバー装
価格/2750円(税抜き)

ほどほどに生きて卒寿や実万両

戦中、戦後を生き抜いてきた年代ですが振り返ってみますと、いろいろありましたが、ほどほどに働き、ほどほどの幸せな暮らしを楽しみ、こうして元気に卒寿を迎えられた喜びを実万両に託して詠んだ句です。

「あとがき」より
声楽曲 鶏窓 作品5

【俳句ライブラリー】
句集/声楽曲 鶏窓 作品5
著者/馬場吉彦
判型/四六判並製/カバー装
価格/3000円(税抜き)

農捨てし身にも浮き立つ田植かな

俳人ですが詩も書きます、というと、すごいですね、と言われる。全くそういうことはない。俳句が相撲だとすれば、詩はプロ・レスだ。俳句が千葉仕込みだとすれば、詩はチャンバラだ。共通点もある。

「あとがき」より
くれのおも

【オリジナル句集】
句集/くれのおも
著者/小林愛子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2500円(税抜き)

くれのおも早や夕風をまとひけり

九十五年の間に多くの人に巡り会い、生きてゆく御縁をいただきました。誠にありがたいことでした。今日の続きとしての明日も、美しい自然を感じていきたいと思っています。

「あとがき」より
今生の桜

【オリジナル句集】
句集/今生の桜
著者/佐藤瑛子
判型/四六判並製/カバー装
価格/2500円(税抜き)

ゲルニカにあらず瓦礫に春の雪

この句を得たとき、瑛子さんは再び季語と共に歩み出したと思った。惨憺たる地上に天空からちらちらと舞い降りてくるものが、冬の雪ではなく、春の雪であることに気づいたときに、胸中に春という季節が生まれ、四時が動き始める。心が日常に戻ろうとする営みが始まる。

原朝子「序」より
旅鞄

【オリジナル句集】
句集/旅鞄
著者/家田あつ子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2600円(税抜き)

山滴る石段に置く旅鞄

子どもや家族への愛情を詠む姿勢は、あつ子句集の原点であり、それは今も変わっていない。家族はもちろん、旅先の風景に対する優しい眼差しが結集した句集といえる。

山本一歩「序」より