新刊情報 – ページ 11

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いわし雲

【オリジナル句集】
句集/いわし雲
著者/鈴木秋峰
判型/四六判並製/カバー装
価格/2000円(税抜き)

いわし雲彼の地に続く空なれば

人はある意味、生まれながらにして余命宣言を受けているようなものと言えるかもしれません。でも最期の日がいつなのかは神様しかご存知ありません。私に残された日々を、美しい自然を愛で俳句と共に全うしたいと思います。

(「あとがき」より)
光あるうち

【オリジナル句集】
句集/光あるうち
著者/石川まゆみ
判型/四六判並製/カバー装
価格/2500円(税抜き)

卯の花の光あるうち集まろう

青木ヶ原樹海の吟行でガイドさんに、「集合場所はあの白い花の所です、遅れないように必ずあそこへ」と言われた時にできた句だ。場所は白い花、期限は光あるうちに。生き方もこうありたいと思う。

「あとがき」より
つれづれのままに

【その他】
句集/つれづれのままに
著者/瀧澤とき
判型/変形判並製/カバー装/DVD付
価格/私家版円(税抜き)

初鳴きのカッコウの声聞こえきて空を見上げて耳をすませり

心のはなやぎや淋しさを四季のうつろいに重ね合わせて詩に詠み、ひとり楽しんでいた母の姿を偲ぶとき、穏やかな静かな時を過ごす術を持っていた母は幸せであったと、ほっといたします。

瀧澤 博
珊瑚礁

【オリジナル句集】
句集/珊瑚礁
著者/伊藤紫都子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

珊瑚礁の干潟に拾ふ宝貝

神眼とまでは言わないが、森羅万象に心を注ぐ紫都子さんの眼は正に真眼。正直な目線と自称を素直に素朴に言葉に出来る力は全篇を通して光っている。長い年月を作句に勤しんで得た力は他の追従を許さない。又季語の絶妙な選択にしばし固唾を呑む程であった。身近な方々を失われた時も一度として句会を休まれた事はない。小柄な細い身軀の中に潜む俳句へのエネルギーは尋常なものではない。第三句集の御上木、心底より嬉しく慶びとするものである。

柴田鏡子
愛を形に

【オリジナル句集】
句集/愛を形に
著者/山田夏子
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

バレンタインデー愛を形にして売れり

この句に接するまで、私はこの語を「愛を形にしましょう」というような、いわば「前向き」な言葉かと誤解し、夏子さんが句集の題として選ばれたことに、何故、との思いを禁じ得なかったことを告白する。しかし、この言葉、一筋縄では行かぬのである。愛を形にして「売れり」なのである。何とか愛を形にして、当の相手に伝えようともする。そこに、馬鹿でありながらどこか可愛い、人間の姿が描き出されている。なるほど、それは、夏子さんの芸術というものに対する姿勢でもあり、句集の題として相応しいのだろう。

大橋一弘
どつこい生きてる

【イカロス選書】
句集/どつこい生きてる
著者/山咲一星
判型/四六判上製/カバー装
価格/2700円(税抜き)

酒恋し恋し恋しと海鼠腸酒

酒飲みの親に育てられ、金輪際酒など飲まないと決めていた若き日、気がついたら親父以上の酒飲みになっていた。しかし、「酒は飲むべし飲まれるべからず」心に強く言いつけて、どっこい生きてる!

山咲一星